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皆さんこんにちは。フォトグラファーの「はろ(@haroharo72)」です。
三脚・ジンバル・スライドアームなどにカメラを着脱する機会が増えてくると、カメラの脱着作業がすごく面倒に感じるようになりますよね
そこで便利なのがワンタッチで着脱ができるクイックリリースシステム。ただ、一般的にクイックリリースシステムは値段が高い(約1万円)のがネックなんですよね
そこで僕が見つけたのが「Ulanzi(ウランジ)」のクイックリリースシステム(F38対応プレート&シュー)。1セットあたりなんと3〜4千円程度と格安で購入することができます
今回はUlanziのクイックリリースシステムを約2ヶ月程度使ってみましたので、実際の使用感についてレビューしていきたいと思います
総じての感想は「安いは正義」。三脚やミニ三脚など撮影機材が増えるたびに、その安さの恩恵を感じることができます
使ってみると本当に便利で、最終的に4セットも導入した程にお気に入りのアイテムです!
一瞬で着脱できる使用感はもちろん便利ですし、ピークデザイン(PeakDesign)のキャプチャとも互換性があるので、これまでピークデザインを使っていた方も気軽に追加することができます
初めてのクイックリリースシステム選びに悩んでいる方、すでに他社のクイックリリースシステムを使っていてコスト削減をしたい方におすすめですので、ぜひ参考にしてください
Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
Ulanzi クイックリリースシステムの特徴
Ulanzi(ウランジ)は中国の大手カメラアクセサリー専門メーカー。カメラを趣味としている方なら一度は耳にしたことがある方も多いと思います
今回紹介するクイックリリースシステムは、三脚などの撮影機材とカメラを瞬時に着脱できる画期的なアイテムです
他にも似たようなクシステムはあるものの、三脚に固定できるタイプは割と珍しかったりします!
\ Ulanzi公式動画 /
プレートをスライドして差し込むと自動でロックがかかり、側面のピンを押し込むとロック解除を簡単に行うことができます
付属するもの
今回紹介するUlanzi(ウランジ)のクイックシュー&プレートは最もオーソドックスなセットで、Amazonで約4,000円程度でゲットできます
このセットには、①カメラ底面に取り付けるプレートと、②プレートを三脚など固定するシューの2つがついてきます
なお、セット購入で付属するプレートはピークデザイン互換ではないため、ピークデザインシステムと共用したい方は互換プレートを用意するのがおすすめです
外観:クイックリリースプレート
こちらはカメラ側に取り付けるプレート。薄く小さなプレートをカメラの底面に取り付けて、この部分をシューに差し込みます。
サイズも非常にコンパクト。カメラの厚みにもよりますが、カメラの底面からプレートが大きく出っ張るようなことは基本的にないかと思います
コイン1枚あればプレートの固定できるので、六角レンチを持ち運ぶ必要がない点は地味に嬉しいポイントですね
1/4のネジ穴さえあれば固定できるので、カメラはもちろん、LEDライトやマイクなどもクイックリリースすることができるようになります
外観:クイックリリースシュー
こちらは三脚などに取り付けるクイックリリースシュー。これも手のひらサイズで非常に小さいです
1/4・3/8インチネジに対応&アルカスイスに対応した切り込みがついているので、三脚やジンバルに簡単に固定することができます
マット加工がされていて見た目もいい感じ。撮影機材に馴染みやすいのもポイントです!
ピンを捻るとロックを固定されるので、万が一の誤操作にも備えてプレートが外れないようにすることもできます
三脚でじっくりと撮影するときなど、しばらくカメラを脱着しないときは、ロックを使うとよさそうですね!
Ulanziのクリックリリースプレート&シューを使ってよかった点(メリット)
機能面の説明はこのくらいにして、ここからは実際にUlanzi(ウランジ)のクイックシュー&プレートを導入してみて良かった点や便利な使い方の紹介をしていきたいと思います
構図のバリエーションが増える
クイックリリースを導入すると機材着脱の時短になるため、撮影機材を活用する機会が副次的に増えるのがメリットの一つです
僕の場合は家の中で、ブログ用の機材撮影をすることが多いのですが、クイックリリースを導入してからは三脚と俯瞰アームを使った構図が格段に増えました
機材間の移動がサッと完了するので、ストレスなく撮影に取り組むことができますよ
寒い日の三脚撮影にはもってこい
アルカスイス互換の三脚は確かに便利なのですが、冬場の撮影で手袋をした状態だとイマイチ締まり具合がよくわからないのがネック
素手で作業をするものしんどいですし、三脚を持ち運ぶことが億劫になりますよね
一方で、Ulanzi(ウランジ)のクイックシュー&プレートがあれば、スライド操作とピンを押すだけで着脱ができるので、手袋をしながらでも簡単に三脚を扱うことができます
早朝・夜間、冬場の撮影など、寒さが厳しい状況での撮影の備えとしてもおすすめのアクセサリーです
導入ハードルが低い(価格面)
クイックリリースアクセサリーは、カメラや撮影機材につけっぱなしにしておく関係上、撮影機材が増える度に併せて追加する流れになるのが自然かと思います
そうなると、クイックリリースアクセサリーの価格は実はランニングコスト的に効いてくるので、ひとつひとつの価格は思いのほか重要な要素になると僕は感じています
僕の場合は、小型LEDライトやマイク、三脚・一脚・ミニ三脚・俯瞰アームなど、最終的に4セット導入しました!
Ulanzi(ウランジ)のクイックシュー&プレートは、プレートなら1,000円程度・シューなら2,000円と非常にリーズナブル。総額ベースで負担になりづらいのは本当にありがたい点だと感じます
ピークデザイン(PeakDesign)のキャプチャも併用できる
リュックのベルトや腰ベルトにカメラを取り付けることができるピークデザイン(PeakDesign)のキャプチャ。ネックストラップを使う必要がないため、愛用している方も多いかと思います
僕も愛用する一人だったのですが、ピークデザインは三脚に取り付けるシューがないため、今回Ulanziのシステムを取り入れました!
異なるメーカー間のクイックリリースシステムはサイズの違いの関係上、互換がないのが一般的なのですが、実はウランジのシステムはピークデザインを共用することができます
それを可能とするのがピークデザイン互換のスペアプレート。縦横方向がそれぞれピークデザインとUlanziシステムに対応したサイズになっていて、挿入方向を使い分けることで両立が可能になります
挿入方向が限定されるのはやや面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば特に気になるものではないですし、何よりピークデザインのシステムを流用できるのはめちゃくちゃありがたいです
ピークデザインのキャプチャも結構高かったので、資産を流用できるのは嬉しい…!
ちなみに、持ち運び用のキャプチャが欲しい方は、Ulanziからもワンタッチで着脱できるショルダーストラップがリリースされていますので、ぜひチェックしてみてください
Ulanziのクリックリリースプレート&シューの気になる点(デメリット)
総じて購入して良かったと感じているUlanzi(ウランジ)のクイックシュー&プレートですが、アルカスイス撮影機材によっては一部干渉してしまい、使いづらさを感じる点がありましたので、共有します
場合によってはデメリットと感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、ぜひ購入前にチェックしてみてください
アルカスイス対応の撮影機材は形状を要チェック
アルカスイス対応の三脚などの中には一部、ご覧のようにネジの出っ張りがある場合があり、このタイプは使いづらさを感じるかもしれません
Ulanzi(ウランジ)のクイックシューは底面がフラットになっていているため、ネジの出っ張りがある場合はそのまま取り付けることができません。そのため、僕は致し方なくアルカスイス互換プレートの上にシューを取り付けて使っています
この場合、①プレートとカメラの接合面、②アルカスイス互換プレートとシューの接合面の2つをネジで固定することになるのですが、どうしてもネジだと緩みを感じることがしばしば起きます
大概のアルカスイスプレートには当てはまらないと思いますが、念の為確認しておくことをおすすめします
とはいえ、全体的には稀有なデメリットですし、問題なく設置できる場合はストレスフリーで使うことができますので、全体的には非常に満足度の高いアイテムだと感じます
まとめ:まとめ買いしたくなるほど便利なクイックリリースシステム
今回はカメラと三脚などをワンタッチで着脱できる「Ulanzi(ウランジ)」のクイックリリースシステム(プレート&シュー)について紹介させていただきました
あらゆる撮影機材に標準で装備して欲しいくらいに便利なアイテムで、構図のバリエーションを増やすのに間違いなく一役買ってくれているアクセサリーです
総じての所感は「安いは正義」。1セットで3〜4千円程度は破格のコスパで、持っている撮影機材全部に取り付けても総額ベースでの負担が少なく非常に満足です
ピークデザイン(PeakDesign)との互換性もあるので、すでにピークデザインのシステムを導入されている方にも非常におすすめです
撮影準備はできるだけ時短で済ませて、たくさんシャッターを切ることに注力させてくれる神アイテムですので、ぜひみなさんのワークフローに取り入れてみてはいかがでしょうか