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皆さんこんにちは。フォトグラファーの「はろ(@haroharo72)」です。
撒き餌レンズ(シンデレラレンズ)は、おおむね3万円以下で買える単焦点レンズのこと。魚を呼ぶ「撒き餌」から名付けられたレンズです。
カメラメーカーが自社のレンズラインナップの良さを知ってもらうために、利益度外視の価格で販売しているもので、ユーザーにとっても非常にありがたい選択肢になってくれます。
撒き餌レンズの特徴
- 軽くてコンパクトな単焦点レンズ
- 価格が安い(おおよそ3万円以下)
- F値が小さくよくボケる
とはいえ、カメラをはじめたての方だとレンズの選び方にも自信がないかと思いますので、今回は主要カメラメーカー6社のおすすめ撒き餌レンズ(シンデレラレンズ)をまとめて紹介したいと思います。
メーカーとマウント(レンズとカメラの接合部の形状)の組み合わせで、対応するレンズが異なりますので注意してくださいね。
カメラ・マウント | おすすめレンズ | 実売価格 | おすすめ度 | メーカー | 焦点距離※ | 開放F値 | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SONY E | E 35mm F1.8 OSS | 約4.5万円 | SONY | 52mm | F1.8 | 186g | |
Canon RF | RF 50mm F1.8 STM | 約3万円 | Canon | 80mm | F1.8 | 160g | |
Canon EF | EF 40mm F2.8 STM | 約1.5万円 | Canon | 60mm | F2.8 | 130g | |
Canon EF-M | EF-M 22mm F2 STM | 約1.3万円 | Canon | 64mm | F1.8 | 158g | |
Nikon Z | NIKKOR Z 40mm F/2S | 約3万円 | Nikon | 60mm | F2 | 170g | |
Nikon F | Micro NIKKOR 40mm F/2.8G | 約2万円 | Nikon | 60mm | F2.8 | 235g | |
Fujifilm X | XC 35mm MMF F2 | 約2.5万円 | Fujifilm | 52mm | F2 | 130g | |
Fujifilm X | XF 35mm F2 R WR | 約4万円 | Fujifilm | 52mm | F2 | 170g | |
SONY E Canon EF-M Nikon Z Fujifilm X | SIGMA 30mm F1.4 DC DN | 約3.5万円 | SIGMA | 45mm | F1.4 | 154g |
カメラ・マウント | おすすめレンズ | 実売価格 | おすすめ度 | メーカー | 開放F値 | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|
SONY E | FE 50mm F1.8 | 約3万円 | SONY | F1.8 | 186g | |
SONY E | 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 | 約3.5万円 | Tamron | F2.8 | 210g | |
Canon RF | RF 50mm F1.8 STM | 約2.5万円 | Canon | F1.8 | 160g | |
Canon EF | EF 50mm F1.8 STM | 約2万円 | Canon | F1.8 | 160g | |
Nikon Z | NIKKOR Z 40mm F/2S | 約3万円 | Nikon | F2 | 170g | |
Nikon F | NIKKOR 50mm F/1.8G | 約2.5万円 | Nikon | F1.8 | 185g |
マウント | おすすめレンズ | 実売価格 | おすすめ度 | メーカー | 焦点距離※ | 開放F値 | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
マイクロ フォーサーズ | LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH. | 約2.5万円 | Panasonic | 50mm | F1.7 | 130g | |
マイクロ フォーサーズ | SIGMA 30mm F1.4 DC DN | 約3.5万円 | SIGMA | 60mm | F1.4 | 260g | |
マイクロ フォーサーズ | M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 | 約2.5万円 | OLYMUS | 90mm | F1.8 | 170g |
MFマウントのPanasonic・OLYMPUSレンズは、カメラとレンズメーカーが異なる場合でも使用することができます。
はじめての単焦点レンズにチャレンジしてみたい、もっと手軽に持ち運べるレンズが欲しい、だけど予算には限りがある・・・といった方にはすごくおすすめですので、ぜひチェックしてみてください。
目次から各メーカーのおすすめレンズにアクセスできますので、ポチッとジャンプしてください。
Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
SONY(ソニー)Eマウントのおすすめ撒き餌レンズ
ここでは、SONY Eマウント向けにおすすめなフルサイズ・APS-C向け撒き餌レンズを2本ずつ紹介します。
実はSONYのレンズはフルサイズ向けレンズをAPS-C機に取り付けても問題なく動作するので、APS-Cの方は実質4本のおすすめレンズがあることになりますので、ぜひチェックしてみてください。
APS-C機でも使用することができます(焦点距離が1.5倍になります)
比較項目 | SONY FE 50mm F1.8 | TAMRON 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 |
---|---|---|
レンズ外観 | FE 50mm F1.8 | 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 |
おすすめ度 | ||
おすすめな人 | AFの速度はこだわらない F1.8のボケが欲しい人 | AFの速度は最低限求めたい人 |
実売価格 | 約3万円 | 約3.5万円 |
画角 (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:75mm(中望遠) | フル:35mm(準広角) APS-C:52mm(標準域) |
開放F値 | F1.8 | F2.8 |
防塵防滴 | 非対応 | 対応 |
重さ | 186グラム | 210グラム |
比較項目 | SONY E 35mm F1.8 OSS | SIGMA 30mm F1.4 DC DN |
---|---|---|
レンズ外観 | E 35mm F1.8 OSS | 30mm F1.4 DC DN |
おすすめ度 | ||
おすすめな人 | 小型軽量を重視 手ぶれ補正が欲しい人 | コスパ・画質重視の人 |
実売価格 | 約4.5万円 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:52mm (標準域) | APS-C:45mm (標準域) |
開放F値 | F1.8 | F1.4 |
防塵防滴 | 非対応 | 非対応 |
手ぶれ補正 | 対応 | 非対応 |
重さ | 154グラム | 265グラム |
SONY FE 50mm F1.8|フルサイズ対応・APS-C対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | AFの速度はこだわらない F1.8のボケが欲しい人 |
実売価格 | 約3万円 |
画角 (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:75mm(中望遠) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 186グラム |
APS-C機で使用する場合は、焦点距離が1.5倍(75mm:中望遠)になります。
スナップ撮影やテーブルフォトなど、写真撮影メイン&画質の高さにこだわりたい方におすすめなのが、SONY FE 50mm F1.8(SEL50F18F)。 SONY FE 50mm F1.8
SONYの純正レンズの中で最も安い3万円の価格設定ながら、大きなボケ感や高い解像感の評判が高い定番の撒き餌レンズです。
キレッキレの解像感
オートフォーカス(AF)がやや遅い点が唯一の欠点。動画や動きの速いお子さんの撮影は難しい場合があります。AF速度にもこだわりたい方は、次に紹介するTamron 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2をチェックしてみてください。
何よりフルサイズ対応のレンズで3万円で買えるのは破格(特にSONYは)。スナップ写真のように自分の間合いで撮影する用途であればAFは全く問題なく使えますので、使い方によってはすごくコスパが高いレンズになります。
AF速度は特に求めない・だけど画質は重視したい方にピッタリなレンズです。
TAMRON 35mm F/2.8 Di Ⅲ OSD|フルサイズ・APS-C対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | AFの速度は最低限求めたい人 |
実売価格 | 約3.5万円 |
画角 (レンズ種別) | フル:35mm(準広角) APS-C:52mm(標準域) |
開放F値 | F2.8 |
防塵防滴 | 防滴対応 |
重さ | 210グラム |
APS-C機で使用する場合は、焦点距離が1.5倍(52mm:標準域)になります。
TAMRON 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2は、国産サードパーティ(純正以外)レンズでありながら、携帯性とピカイチの利便性が魅力のレンズ。
実は、先ほど紹介したSONY FE 50mm F1.8(SEL50F18F)よりもオートフォーカスが高速で、特に(お子さんやペット撮影など)動く被写体をたくさん撮る方、動画も撮りたいといった方におすすめの1本です。
レンズには一定の距離を離さないとピントが合わない距離(最短焦点距離)があるのですが、このレンズはハーフマクロと呼ばれる非常に優れた近接性能を持っているところが特徴的。商品撮影や料理写真にも抜群の使いやすさを発揮します。
ハーフマクロを使えば紫陽花の質感までくっきり
焦点距離がやや広角側に寄っているので、肉眼で見た世界とファインダーの中の世界に乖離が少なく扱いやすいのもポイントひとつ。
F値はF2.8スタートと控えめですが、撮影時に近くまで寄れるため十分なボケ感を出すことができます。実売価格は3万円台中盤とこれも手を伸ばしやすい価格設定であり、非常にお得感の強いレンズです。
あわせて読みたい
以下の記事では、どちらのレンズにしようか悩む方に向けてSONYフルサイズ向けの撒き餌レンズの詳しい比較・おすすめの選び方を書き下ろしていますので、ぜひチェックしてみてください。
SONY E 35mm F1.8 OSS|APS-C専用
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 小型軽量を重視 手ぶれ補正が欲しい人 |
実売価格 | 約4.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:52mm (標準域) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
手ぶれ補正 | 対応 |
重さ | 154グラム |
SONY APS-C機を使っている方なら、まずはチェックしたいレンズがSONY E 35mm F1.8 OSS。F1.8スタートの大きなボケが味わえる上に、iPhoneよりも軽いくらいに携帯性に優れたレンズです。
撒き餌レンズには珍しくレンズ内に手振れ補正が付いています。APS-C機は一般的にボディ内に手ブレ補正が搭載されていないことが多いため、ボディとすごく相性の良い点が特徴です。
ピント面はパキッと・ボケは滑らかな印象
お値段は4万円台とやや高い点が最大のネックではあるものの、手振れ補正があることによって滑らかな映像が撮れたり、暗いシーンでも手ブレによる失敗を最小限に抑えた撮影ができます。
(次に紹介するSIGMAレンズと比べると特にわかりやすいのですが)何より非常にコンパクトで持ち運びがしやすい点が魅力ですので、ぜひ軽量構成で運用したい方はこちらのレンズをチェックしてみてください。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN|APS-C専用
おすすめ度 | |
おすすめな人 | コスパ・画質重視の人 |
実売価格 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:45mm (標準域) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
手ぶれ補正 | 非対応 |
重さ | 265グラム |
SONY APS-C機を使っているなら必ずチェックしておきたいレンズがSIGMA 30mm F1.4 DC DN。Tamron同様に国産サードパーティ(純正以外)レンズで、画質良さと圧倒的なボケ量が魅力のレンズです。
何より撒き餌レンズでは見かけないF1.4スタートのボケの大きさはフルサイズで撮った写真と勘違いしてしまうほど。これが3.5万円程度で買えてしまうのは正直驚きです。
抜群の解像感とボケの大きさ
SONY E 35mm F1.8 OSSほどのコンパクトさは無いものの、それでも十分に小さくコンパクト。NikonやFujifilmでも同型のレンズが発売されるくらいに非常に評判の高いレンズですので、画質重視の方はこちらもチェックしてみてください。
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以下の記事では、どちらのレンズにしようか悩む方に向けてSONY APS-C向けの撒き餌レンズの詳しい比較・おすすめの選び方を書き下ろしていますので、ぜひチェックしてみてください。
Canon(キャノン)おすすめ撒き餌レンズ
Canonは3つのマウントが存在する少し煩雑な傾向のメーカー。Canon Rシリーズ(ミラーレス)が対応するRFマウント、Canon xDシリーズ(一眼レフ)が対応するEFマウント、Canon Kissシリーズが対応するEF-Mマウントのおすすめ撒き餌レンズをそれぞれ紹介していきます。
APS-C機でも使用することができます(焦点距離が1.5倍になります)
項目 | Canon RF 50mm F1.8 STM | (参考)Canon RF 35mm F1.8 STM |
---|---|---|
レンズ外観 | ||
おすすめ度 | ||
おすすめな人 | 廉価で明るい 単焦点を探している人 | (撒き餌ではありません) APS-Cで標準単焦点を探している人 |
実売価格 | 約3万円 | 約6.5万円 |
画角 (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:80mm(中望遠) | フル:35mm(準広角) APS-C:56mm(標準域) |
開放F値 | F1.8 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 | 非対応 |
手ぶれ補正 | 非対応 | 対応 |
重さ | 160グラム | 305グラム |
APS-C機でも使用することができます(焦点距離が1.5倍になります)
比較項目 | Canon EF 50mm F1.8 STM | Canon EF 40mm F2.8 STM |
---|---|---|
レンズ外観 | ||
おすすめ度 | ||
おすすめな人 | フルサイズで標準域を 使いたい人 | APS-Cで標準域を 使いたい人 |
実売価格 | 約1.5万円 | 約1.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:80mm(中望遠) | フル:40mm(標準域) APS-C:60mm(標準域) |
開放F値 | F1.8 | F2.8 |
防塵防滴 | 非対応 | 非対応 |
重さ | 158グラム | 130グラム |
比較項目 | SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Canon EF-M 22mm F2 STM |
---|---|---|
レンズ外観 | ||
おすすめ度 | ||
おすすめな人 | 画質・性能重視の人 | 価格・軽量重視の人 |
実売価格 | 約3.5万円 | 約2万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:45mm (標準域) | APS-C:35mm (準広角) |
開放F値 | F1.4 | F2 |
防塵防滴 | 非対応 | 非対応 |
重さ | 270グラム | 105グラム |
Canonは原則的にサードパーティメーカーにレンズの販売を許可しておらず、またRFマウント自体も比較的新しいことあり、レンズラインナップが他メーカーより少し寂しい状況になっています。
そして実はRFマウントのAPS-C機は、標準域で使用できる廉価なレンズが現時点ではありません・・・
Canon RF 50mm F1.8 STM|RFマウント(フルサイズ・APS-C)対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | RFマウント(フルサイズ)で 明るいレンズを探している人 |
実売価格 | 約3万円 |
焦点距離 (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:80mm(中望遠) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 160グラム |
Canon RF 50mm F1.8 STMは、性能重視のRFレンズラインナップの中で撒き餌レンズと呼べる唯一のレンズ。開放F1.8と超軽量コンパクトなサイズが特徴的で、これがなんと3万円未満で購入することができます。
大きなボケと高い解像感が魅力
発売は2020年と新しいレンズで、AF性能や描写性能が刷新された高性能な撒き餌レンズと呼べる1本です。
最短撮影距離0.25mと近接撮影にも強く、160gとめちゃくちゃ軽いのでスナップレンズとして大活躍間違いなしのレンズになると思います。RFユーザーが待ちに待った撒き餌レンズですので、初めてRFマウントを使用した方はぜひチェックしてみてください。
Canon EF 50mm F1.8 STM|EFマウント(フルサイズ・APS-C)対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | EFマウント(フルサイズ)で 明るいレンズを探している人 |
実売価格 | 約1.5万円 |
焦点距離 (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:80mm(中望遠) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 158グラム |
Canon EF 50mm F1.8 STMは、Canon一眼レフ機が対応するEFマウントの代表的な撒き餌レンズ。現在のRFマウントの撒き餌レンズの原型となるのがこのレンズで歴代でも屈指の人気を誇るレンズです。
発売は2015年と比較的新しく、F1.8の大口径ながら圧倒的なコンパクトさを両立した点が特徴的。ボディが大きくなりがちな一眼レフ機でもフットワーク軽く撮影できる神レンズの1つです。
EFマウントに対応したAPS-C機種にも取り付けることはできますが、焦点距離が80mm(中望遠相当)になるため、APS-C機種をお使いの方は次に紹介するレンズもチェックしてみてください。
Canon EF 40mm F2.8 STM|EFマウント(フルサイズ・APS-C)対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | EFマウント(APS-C)で 明るいレンズを探している人 |
実売価格 | 約1.5万円 |
焦点距離 (レンズ種別) | フル:40mm(標準域) APS-C:60mm(標準域) |
開放F値 | F2.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 130グラム |
Canon EF 40mm F2.8 STMは、EFマウントのAPS-C機におすすめの撒き餌レンズ。フルサイズにも対応するレンズですが、APS-Cでは焦点距離60mm(標準画角)相当でちょうど使えるレンズになっています。
開放F値は2.8とやや控えめではあるものの、パンケーキレンズとも呼ばれるほどに薄い形状と軽さは非常に魅力的。また、APS-C機は、フルサイズレンズのレンズ中央だけを使うため、開放から高いシャープネスが得られる点でもメリットがあります。
写りの面でも・携帯性の面でもEFマウントのAPS-C機種の強い味方になってくれるおすすめの1本です。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN|EF-Mマウント専用
おすすめ度 | |
おすすめな人 | コスパ・画質重視の人 |
実売価格 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:45mm (標準域) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 270グラム |
EF-Mマウントは、Canon Kiss MシリーズやMシリーズに対応するレンズマウントです。
SONY Eマウント編でも登場したSIGMA 30mm F1.4 DC DN。こちらは、キャノンEF-Mマウントにカスタマイズされたモデルです。
他メーカーにも同レンズが販売されているため、性能や特徴についてはこちらで紹介しています。開放F1.4の圧倒的なボケ・高い解像感、そして比較的小さなサイズが特徴のレンズで非常におすすめです。
Canon EF-M 22mm F2 STM|EF-Mマウント専用
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 価格・軽量重視の人 |
実売価格 | 約2万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:35mm (準広角) |
開放F値 | F2 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 105グラム |
Canon EF-M 22mm F2 STMは、パンケーキレンズとも呼ばれる超薄型の軽量レンズ。重さはわずか105グラムとボディについているかもわからないくらいにめちゃくちゃ軽いレンズです。
スナップやお子さんの撮影など、動き回る中での撮影では非常にストレスレスで、軽ーくサクサクと撮り回すことができます。
準広角域の画角(焦点距離(換算)35mm)は目で見た感覚に近く、はじめての単焦点レンズの方でも違和感なく使いこなすことができるかと思います。
価格は驚きの2万円台と超ハイコスパ。コスパ・軽量重視で単焦点レンズを探している方にぴったりなレンズです。
Nikon(ニコン)おすすめ撒き餌レンズ
Nikonのおすすめ撒き餌レンズは以下の通り。一眼レフ・ミラーレス一眼によってマウントが異なります。Zマウントでは、NikonもSIGMAのレンズを導入したことで、お得感が強いメーカーになりました。
APS-C機でも使用することができます(焦点距離が1.5倍になります)
比較項目 | Nikon NIKKOR Z 40mm F/2S | SIGMA 30mm F1.4 DC DN |
---|---|---|
レンズ外観 | ||
おすすめ度 | ||
おすすめな人 | 描写性能重視の人 | (APS-C専用) ボケ量重視の人 |
実売価格 | 約3万円 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | フル:40mm(標準域) APS-C:60mm(標準域) | APS-C:45mm (標準域) |
開放F値 | F2 | F1.4 |
防塵防滴 | 対応 | 非対応 |
重さ | 170グラム | 285グラム |
APS-C機でも使用することができます(焦点距離が1.5倍になります)
項目 | Nikon NIKKOR 50mm F/1.8G | Nikon NIKKOR 40mm F/2.8G |
---|---|---|
レンズ外観 | ||
おすすめ度 | ||
おすすめな人 | 廉価で明るい 単焦点を探している人 | (APS-C専用) マクロ撮影をしたい方 |
実売価格 | 約3万円 | 約2万円 |
画角 (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:75mm(中望遠) | APS-C:40mm (標準域) |
開放F値 | F1.8 | F2.8 |
防塵防滴 | 非対応 | 非対応 |
重さ | 185グラム | 235グラム |
Nikon NIKKOR Z 40mm F/2S|Zマウント(フルサイズ・APS-C)対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 描写性能重視の人 |
実売価格 | 約3万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | フル:40mm(標準域) APS-C:60mm(標準域) |
開放F値 | F2 |
防塵防滴 | 対応 |
重さ | 170グラム |
Nikon NIKKOR Z 40mm F/2Sは、僕が知る限りで他メーカー含めて最も綺麗な描写をする撒き餌レンズだと感じています。なんといっても特徴的なのがボケの形の綺麗さで、画面の隅々まで円形の美しいボケを味わうことができます。
一般的に撒き餌レンズは性能をやや落として廉価に販売されているのですが、クオリティに定評のあるZマウントレンズだからこそのこだわりが見てとれます。
最短29cmまで寄れる利便性・APS-Cでもフルサイズでも使いやすいちょうどいい焦点距離(40mm)が魅力の1本で、Zマウントユーザーならとりあえずは持っておきたいと言っても過言ではないレンズです。
これで価格が3万円台はやりすぎと感じるくらいのクオリティですので、ぜひ導入を検討してみてください。
あわせて読みたい
NIKKOR Z 40mm F/2Sの詳しいレビューについては以下の記事をぜひチェックしてみてください。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN|Zマウント(APS-C)対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | コスパ・画質重視の人 |
実売価格 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:45mm (標準域) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 285グラム |
SONY Eマウント編でも登場したSIGMA 30mm F1.4 DC DN。こちらは、Nikon Zマウントにカスタマイズされたモデルです。
他メーカーにも同レンズが販売されているため、性能や特徴についてはこちらで紹介しています。開放F1.4の圧倒的なボケ・高い解像感、そして比較的小さなサイズが特徴のレンズで非常におすすめです。
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G|Fマウント(フルサイズ・APS-C)対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 廉価で明るい 単焦点を探している人 |
実売価格 | 約3万円 |
画角 (レンズ種別) | フル:50mm(標準域) APS-C:75mm(中望遠) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 185グラム |
2万円台と非常に手ごろ価格と、開放F1.8・軽量コンパクトが魅力のNikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gは、Nikonの一眼レフ専用マウント(Fマウント)の代表的な撒き餌レンズです。
APS-C機をお使いの方は焦点距離が75mm相当と中望遠クラスになるため、次に紹介するMicro NIKKOR 40mm f/2.8G も合わせてチェックしてみてください。
Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G|Fマウント(APS-C)対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | (APS-C専用) マクロ撮影をしたい方 |
実売価格 | 約2万円 |
画角 (レンズ種別) | APS-C:40mm (標準域) |
開放F値 | F2.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 235グラム |
Nikon APS-Cを使っている方におすすめの撒き餌レンズがMicro NIKKOR 40mm f/2.8G。こちらのレンズも2万円を切る価格で手に入れることができます。
Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gが持つ、他のレンズにはない大きな特徴がマクロ撮影ができること。花や植物などの自然物をマクロで撮ると、普段から見慣れない世界観を通して写真の楽しみを味わうことができます。
コンパクトなサイズ感とマクロ対応を両立した撒き餌レンズは唯一無二。Nikonの一眼レフ(APS-C機)をお持ちの方にはぜひ試してもらいたいレンズです。
FUJIFILM(フジフィルム)おすすめ撒き餌レンズ
ここからは、FUJIFILM Xマウント向けにおすすめな3本の撒き餌レンズを紹介します。2〜4万円台と価格の差がやや大きいですが、操作感・見た目を含めたコスパの高いレンズも登場しますので、ぜひチェックしてみてください。
比較項目 | FUJIFILM XC 35mm MMF F2 | FUJIFILM XF 35mm F2 R WR | SIGMA 30mm F1.4 DC DN |
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レンズ外観 | |||
おすすめ度 | |||
おすすめな人 | 価格重視の人 | 見た目や操作感を 最重視したい人 | 画質・性能を 重視したい人 |
実売価格 | 約2.5万円 | 約4万円 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:52mm (標準域) | APS-C:52mm (標準域) | APS-C:45mm (標準域) |
開放F値 | F2 | F2 | F1.4 |
防塵防滴 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
重さ | 130グラム | 170グラム | 275グラム |
Fujifilm XC 35mm MMF F2
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 価格重視の人 |
実売価格 | 約2.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:52mm (標準域) |
開放F値 | F2 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 130グラム |
FUJIFILMの代表的な撒き餌レンズがXC 35mm MMF F2。価格は純正のレンズの中で最も安く、2万円台で買えるリーズナブルなレンズです。130グラムと非常に軽く作られているため、小さなFUJIFILMのボディと合わせて使うにはベストな選択肢のひとつ。
安価に作られている分、防水・防塵は非対応なところは注意点の一つ。天候フリーで使用したい方はぜひ次に紹介する(上位モデル)XF 35mm F2 R WRも視野に入れてみてください。
描写については(上位モデル)XF 35mm F2 R WRと全く同じ(レンズの内部設計が同じ)ですので、特に防塵・防滴が気にならないという方にはコスパ最高のレンズになること間違いなしでしょう。
Fujifilm XF 35mm F2 R WR
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 見た目や操作感を 最重視したい人 |
実売価格 | 約4万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:52mm (標準域) |
開放F値 | F2 |
防塵防滴 | 対応 |
重さ | 170グラム |
2つ目に紹介する撒き餌レンズは、XF 35mm F2 R WR。描写性能はひとつ前に紹介したXC 35mm MMF F2と同じ。大きな差分は、全体的に金属製の高級感のある見た目と防塵・防滴対応です。
また、物理的に絞りを調節できるリングが付いているので、操作ダイヤルが少ない機種でも使いやすいですし、マニュアル感を楽しみながら撮影できるレンズになっています。
価格は4万円台と撒き餌レンズと呼ぶにはやや高価ですが、機材には見た目もこだわりたい・全天候で使いたいといった方には非常におすすめのレンズです。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN|Xマウント対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | コスパ・画質重視の人 |
実売価格 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | APS-C:45mm (標準域) |
開放F値 | F1.8 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 275グラム |
2022年に本格的にFUJIFILM Xマウントに参入したSIGMA。SONY Eマウントで評判の高い「DC DNシリーズ」がFUJIFILMでも使用できるようになりました。
開放F1.4の圧倒的なボケ・高い解像感が特徴的。他メーカーにも同レンズが販売されているため、性能や特徴についてはこちらで紹介しています。
これまで紹介したFUJIFILMの撒き餌レンズは開放F2スタートと単焦点レンズにしてはやや控えめでしたが、APS-Cでもフルサイズ級のボケ感を味わえるSIGMA 30mm F1.4 DC DNも非常におすすめです。ボケ感重視の方は是非こちらのレンズを手に取ってみてはいかがでしょうか。
Panasonic・OLYMPUS(パナソニック・オリンパス)おすすめ撒き餌レンズ
ここからは、パナソニック・オリンパスのカメラが対応するマイクロフォーサーズマウント向けにおすすめな2本のレンズを紹介します。
MFマウントのPanasonic・OLYMPUSレンズは、カメラとレンズメーカーが異なる場合でも使用することができます。
比較項目 | Panasonic LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH. | SIGMA 30mm F1.4 DC DN | OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 |
---|---|---|---|
レンズ外観 | |||
おすすめ度 | |||
おすすめな人 | 軽量・ボケ感重視の方 | 画質・性能重視の方 | ポートレート レンズが欲しい方 |
実売価格 | 約2.5万円 | 約3.5万円 | 約2.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | MFT:50mm (標準域) | MFT:60mm (標準域) | MFT:90mm (中望遠) |
開放F値 | F1.7 | F1.4 | F1.8 |
防塵・防滴 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
重さ | 130グラム | 260グラム | 170グラム |
マイクロフォーサーズマウントに対応するミラーレス一眼カメラが対象となります。OLYMPUSは全機種、PanasonicはGシリーズが対象です。
カメラメーカー | Panasonic (パナソニック) | OLYMPUS (オリンパス) |
対象カメラ | LUMIX DC-GHシリーズ LUMIX DC-Gシリーズ LUMIX DC-GXシリーズ LUMIX DMC-Gシリーズ LUMIX DC-GFシリーズ LUMIX BGHシリーズ | OM-D E-Mシリーズ PEN E-Pシリーズ |
Panasonic LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 軽量・ボケ感重視の方 |
実売価格 | 約2.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | MFT:50mm (標準域) |
開放F値 | F1.7 |
防塵・防滴 | 非対応 |
重さ | 130グラム |
Panasonic LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.は、マイクロフォーサーズで最もリーズナブル(2万円台前半)な標準域単焦点レンズ。もちろんOLYMPUSでも使用することができます。
OLYMPUSからも同じく安価な標準レンズ(M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8)が発売されているものの、価格差が約5千円ほどある上に、F値もPanasonicの方が小さいため、基本的にはこちらのレンズを選ぶ方が多いかと思います。
重さは130グラムと非常に軽く、軽量コンパクトなマイクロフォーサーズのカメラと相性抜群ですので、軽量・ボケ感重視の方はぜひこちらのレンズをチェックしてみてください。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN|Xマウント対応
おすすめ度 | |
おすすめな人 | 画質・性能を 重視したい人 |
実売価格 | 約3.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | MFT:60mm (標準域) |
開放F値 | F1.4 |
防塵防滴 | 非対応 |
重さ | 260グラム |
SONY Eマウントで評判の高いSIGMAの「DC DNシリーズ」は、実はマイクロフォーサーズマウントにも対応しています。
他のレンズと比べて開放F1.4の圧倒的なボケ・高い解像感が特徴的。他メーカーにも同レンズが販売されているため、性能や特徴についてはこちらで紹介しています。
マイクロフォーサーズはボケが小さいと言われることもありますが、コンパクトで大口径なレンズが使えるのは他マウントにはないメリット。フルサイズ級のボケ感を味わえるSIGMA 30mm F1.4 DC DNは非常におすすめです。ボケ感重視の方は是非こちらのレンズを手に取ってみてはいかがでしょうか。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
おすすめ度 | |
おすすめな人 | ポートレート レンズが欲しい方 |
実売価格 | 約2.5万円 |
焦点距離※ (レンズ種別) | MFT:90mm (中望遠) |
開放F値 | F1.8 |
防塵・防滴 | 非対応 |
重さ | 170グラム |
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は、ここまで紹介した撒き餌レンズとは画角が異なり、中望遠域に対応したレンズです。換算90mmの画角は肉眼で見る視野より狭く、ズーミングしたような見た目になるため、バストアップのポートレートを撮影するのに最適とも言われています。
他のメーカーを見渡しても、この画角が2.5万円で手に入れられるのは正直異例。標準域単焦点と組み合わせることで表現力が一気に広がっていくと思います。
中望遠レンズながらサイズも非常にコンパクト。レンズの見た目もスタイリッシュで個人的にもすごく好みの一本です。中望遠域も試してみたいと感じている方には非常におすすめのレンズですので、ぜひチェックしてみてください。
あわせて読みたい
以下の記事では、どのレンズにしようか悩む方に向けてマイクロフォーサーズ向け撒き餌レンズの詳しい比較・おすすめの選び方を書き下ろしていますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ:撒き餌レンズを使ってワンランク上の表現力を手に入れよう
今回は主要カメラメーカーに対応するおすすめの撒き餌レンズ(シンデレラレンズ)について一挙に紹介しました。どのメーカーの撒き餌レンズも、ボケ・解像感にこだわりを持ったものばかりで、かつレンズ価格が非常に安くなっています。
特にキットズームレンズを使っているとボケに不満を感じることもあるかと思いますので、ぜひ単焦点レンズと組み合わせて奥行き感のある表現力を味わっていただければ幸いです。
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