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皆さんこんにちは。フォトグラファーの「はろ(@haroharo72)」です。
みなさんは「Luminar Neo(ルミナーNEO)」をご存知ですか?
RAW現像ソフトと言えば、Lightroom・Photoshop?と連想する方も多いと思いますが、Luminar Neoも日本で利用者を伸ばす比較的メジャーなRAW現像ソフトです。
とはいえ、実際にLuminar Neoを使ったことがない方にとっては、実際に使えそうなツールなのかなかなかピンとこないと思います。
今回は、過去作を含めて長期にわたってLuminarシリーズ使ってきた僕の視点から、「Luminar Neo」の使用感・便利な機能、他ツールと比べた際のメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
Luminar Neoを使ったレタッチ例
左:現像前|右:現像後
「Luminar Neo」の特徴を簡単にひとことでまとめると、高いレベルRAW現像機能とレタッチ(加工)機能が備わったオールインワンのツールと表すことができます。
実際の使用感まとめ
- RAW現像に必要な基本機能は完備。さらに合成などの加工もツール内で完結できる。
- AIによる被写体検知・自動レタッチで時短も可能。
- 維持費不要の買い切りライセンスに対応していて経済的。
- 欠点:PCスペック次第では動作が重い
最小限の投資でレタッチの質も求めたい人にぴったりなツールで、特にRAW現像ビギナーの方にはめちゃくちゃおすすめです。ぜひこの記事を参考に導入を検討してみてください。
Luminar Neoをお得に導入する方法を以下の記事にまとめました。割引クーポンや期間限定セールを組み合わせると少なくとも10%以上安く導入できますので一見の価値があると思います。
Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
Luminar Neo(ルミナーNEO)はどんなRAW現像ソフト?
「Luminar Neo」はウクライナのSkylum社が発売するソフト。Luminarシリーズとしては6世代目に当たるのが「Luminar Neo」で、比較的歴史のあるプロダクトとなっています。
世の中にはたくさんのRAW現像ソフトがありますが、高い機能とシンプルな操作性、そして維持費不要の価格形態が人気のソフトです。
実際の使用感を簡単に掴んでいただけるよう動画を用意してみました。操作性がシンプルで本当に使いやすいソフトですので、ぜひこの点をチェックしてみてください。
Luminar Neoの価格形態|買い切りライセンスに対応
「Luminar Neo」には、サブスクと買い切りライセンスからなる3つのプランが用意されています。結論として、長期的に一番お得に使えるのは「買い切り型(生涯)ライセンス」です。
逆に一時的な利用にとどまる方は、サブスクライセンスの方がお得です。
なお、Proライセンスには拡張機能が付属されます。レイヤー合成や生成AI機能などちょっとニッチな用途を嗜みたい方向けのライセンスですね。
当サイト限定クーポン(harologNEO10)を使用することで、さらに10%の割引を受けることができます
ライセンス | 価格 | おすすめ度 | 主な特徴 | 拡張機能 |
---|---|---|---|---|
買い切り型 | 32,980円 | 費用は初回購入時のみ | 別途購入 | |
サブスク型(プロ版) | 17,760円/年 1,480円/月 | 機能を最大限に活用できる | 標準搭載 |
拡張機能のそれぞれの項目については、以下の記事で詳しくレビューしていますので、ぜひ参考にしてください。
拡張機能 | 使い勝手 | 出来ること |
---|---|---|
HDRマージ | 白飛び・黒潰れを極限に抑える | |
フォーカススタッキング (被写体深度合成) | 全体にピントが合った写真を作れる | |
スーパーシャープAI | 意図しないブレ・ボケを修正できる | |
ノイズレスAI | ディテール崩れを抑えつつノイズを軽減できる | |
AI背景削除 | 背景のみを入れ替える | |
アップスケールAI | ズーム時の画質荒れを抑える | |
マジックライトAI | 光芒を人工的に作ることができる | |
パノラマ・スティッチ | 写真を合成してパノラマ写真を作れる |
購入方法・体験版・セール情報はこちら
Luminar Neoは、Amazon等でパッケージ販売もされていますが、実は公式サイトからダウンロード購入するのが最も経済的。期間不定期で割引セールが開催されている場合もあります。
最新セール情報や体験版のダウンロード方法、購入方法を以下の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
Luminar Neoレビュー|他ツールと比べて優れているところ
ここではざっくり「Luminar Neo」の便利なポイントに焦点をあてて紹介していきます。
特に比較として出てきがちなAdobe LrC/Psと比べると、ツール間の行き来をすることなく使用できることや、逆にプラグインとしてAdobeソフトと連携できる点が魅力ですね。
ツール感を行き来する煩わしさが無い
一般的に「RAW現像(露出等の調整)」と「レタッチ(加工)」は、非常にパソコンに大きな負荷をかける作業となります。
そのため、ソフトを分離することでパソコンへの負荷を軽減するのが一般的。逆を言えば、RAW現像もレタッチも行いたい場合はツール間を行き来した煩わしい処理が発生する場合があります。
AdobeのLightroom(RAW現像)とPhotoshop(レタッチ)がまさしくそのような関係性になっています
ただツールがバラバラだと、ボタン配置や使い方など操作を覚えるのも大変なのはモチロン、ソフト間のデータ連携で処理がモタつくこともあって、正直めちゃくちゃ使いづらいです。
一方で「Luminar Neo」は機能が1つのソフトに集約されているため、シンプルな操作感でRAW現像やレタッチを行うことができます。
RAW現像やレタッチってこんなに面倒なんだ・・・といった挫折を感じづらいことから、特に初心者の方におすすめですね。
実際にPhotoshopで行うようなクリエイティブな表現をLuminar Neoで再現してみた動画を用意してみました。
操作性が共通で、基本的な操作がほぼスライダー操作のみで、シンプルな操作感がイメージしやすいかと思います。
時間がない時も手軽にRAW現像ができる
「Luminar Neo」の魅力のひとつが、AIを活用した時短レタッチができること。ざっくりとしたレタッチ作業であれば1枚1分程度で仕上げることもできます。
被写体を自動で認識してくれたり、レタッチ処理を自動で行ってくれるので、手作業にかかる時間をグッと省略することができます!
顔レタッチが誰でも簡単に調整できる
レタッチを行っていると、構図も被写体の表情もバッチリ。だけど顔が暗い・色被りしてしまって調整がムズイ・・・。といったケースにしばしば遭遇します。
そんな時に便利なのがLuminar Neoの顔レタッチ機能。写真を読み込んだ時点で人の顔を自動で認識し、肌や表情に特化したレタッチ機能により、だれでも簡単に調整ができます。
この作業が10秒で出来ます
左:レタッチ前|右:レタッチ後
お子さんの写真やモデルさんの撮影など、表情をもっと明るくしたい時にすごく便利な機能です。これはぜひ一度使ってみてみてほしい機能のひとつです。
合成写真(比較明・被写界深度合成)が作れる
「Luminar Neo」には、基本ライセンスだけでも十分な機能が備わっているのですが、拡張機能を導入することでHDR(比較明合成)・被写界深度合成・ボケ・ブレの修正ができるようになります。
左:補正前|右:HDRマージ補正後(強め調整)
RAW現像初心者の方は必要性をあまり感じないかもしれませんが、その先にもっと高度なレタッチを試してみたいと感じるようになった際に、ツール側の拡張性があるのは大きなアドバンテージになると思います。
拡張機能 | 使い勝手 | 出来ること |
---|---|---|
HDRマージ | 白飛び・黒潰れを極限に抑える | |
フォーカススタッキング (被写体深度合成) | 全体にピントが合った写真を作れる | |
スーパーシャープAI | 意図しないブレ・ボケを修正できる | |
ノイズレスAI | ディテール崩れを抑えつつノイズを軽減できる | |
AI背景削除 | 背景のみを入れ替える | |
アップスケールAI | ズーム時の画質荒れを抑える | |
マジックライトAI | 光芒を人工的に作ることができる | |
パノラマ・スティッチ | 写真を合成してパノラマ写真を作れる |
あわせて読みたい
Luminar Neoの拡張機能で出来ることについては以下の記事で詳しく紹介しています。拡張機能一覧の中で興味を持たれた方はぜひこちらもチェックしてみてください。
Luminar Neoで追加されたその他の機能
Luminar Neoでは、前作から大幅な機能アップデートが図られています。時短につながるする便利な機能が続々と追加されていますので、興味があるところをタップ(クリック)してチェックしてみてください。
被写体の全身・顔だけなど特定の部分だけに補正をかけたいシーンで便利な機能がマスキング。
一般的なRAW現像ソフトは細々とした手作業によって対象範囲を指定するのですが、「Luminar Neo」は、AIが自動で被写体を認識してマスキングをしてくれるため、手作業を最小限にとどめることができます。
マスキングの丁寧さはレタッチの質を大きく左右すると言っても過言ではないですし、マスキングの時短は個人的には大きなメリットがあると感じます!
余計な写り込みを消したくなるシーンで便利な機能が部分消去機能。これ自体は一般的なツールにも搭載されているのですが、これも対象範囲を手作業で指定する必要があるため、地味に根気のいる作業になりがちです。
特に消去範囲が広くなればなるほど、自動消去の精度も落ちますし、計算時間もかかるためしんどくなってきます。
今作のLuminar Neoでは新たに電線・ほこりの除去機能というものが搭載されていて、なんとワンクリックで邪魔な写り込みを消すことができるようになりました。
写真真ん中あたりの太い電線も一瞬で消すことができます
実際に使用する頻度はそこまで多くはないものの、1枚の写真にこだわって大幅に時間を取られることも全然あると思います、こういった時短機能は嬉しいですよね。
よくあるレタッチ例として、手前と奥の明暗差をつけて立体感を演出することがあるかと思いますが、そんな時に便利な機能が新機能のリライトAI。リライトAIでは、写真の中の奥行きを認識して、深度別に明るさ・色味を調整することができます。
普段なら、部分マスクをかけていた作業がスライダー操作ひとつで完結できるので、これも大幅な時短につながります!
手前側を暗くして看板の印象を引き立ててみました
その他にも、Luminar Neoでは背景だけを一瞬で入れ替える機能も追加されています。
これは普段使いではあまり活用シーンはなさそうですが、ポートレート写真・ポスター撮影など、一部のハイアマチュアの方・プロの方には嬉しい機能ですね。
以上、ここまでが「Luminar Neo」を使って便利だと感じた主な機能の紹介でした。
買い切りにも対応しつつ、アプデによって大きく進化を続けている点もポイントが高く、発売当初より不満に感じる点もかなりすくなくなりました。
Luminar Neoの気になる欠点・デメリット
購入時にはデメリット・欠点面もしっかりチェックしておきたいですよね。
そこでここでは、僕が実際にLuminar Neoを使っていた気になった点(人によってはデメリットと感じるかも)について、何点か紹介したいと思います。
僕自身、「Luminar Neo」と「Lightroom Classic」を併用しているので、Lightroomと比較した場合に気になる点が主なポイントです
検索機能が最低限
これは、たくさんの機材持っている人だと物足りないかもと感じる点のひとつ。Luminar Neoでは撮影した機材や設定などで検索することができません。
ファイル名・日付・拡張子をKEYとした検索は実施できます。
一方で、Lightroom Classicでは、使用したカメラ・レンズ・撮影設定からフィルタすることができます。
たくさんの機材の中から特定の撮影したデータだけを見たい方(主にレビュワーの方など)は、Lightroomの方が使い勝手が良いかと思います。
あわせて読みたい
RAW現像ソフト最大手のLightroom ClassicとLuminar Neoの違いについては、以下の記事で詳しくまとめています。価格・機能・その他側面で比較していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
処理がモタつく場合がしばしば起きる
RAW現像は色々なパラメータを試行錯誤をしながら調整するため、僕はツールのレスポンスにはとても重きを置いています。
その点では、Lightroom・Capture Oneなど、他のメジャーなソフトと比べるとたまに処理がモタつくことがあり、比較してしまうとどうしても気になりますね。
ただこれには個人差やPC環境が依存しているので、一概に欠点と感じるかはぜひ試用版でチェックしてもらいたいと思います。
実際の使用感:CPU:3.8GHz 8コア Intel Core i7 / メモリ:32GB
アプデを重ねるたびに処理速度は改善されてきているので、今は気になることは減ってきましたね
この点は、ツールを機能ごとに分割している他ツールとは違い、オールインワンで機能集約しているLuminar Neoだからこその
Luminar Neo無料体験版のダウンロード・インストール方法については、以下の記事にてまとめています。メールアドレス登録だけで無料体験版は使用できますので、ぜひこの機会に試してみましょう。
以上が、Luninar Neoを使っていた気になる点・デメリットでした。
発売当初はやや使いづらかった機能面もアップデートで順次解消されていますので、すごく使いやすいツールになってきた印象です。買い切りソフトと言えども、しっかりサポートしてくれるのは嬉しいですね!
Luminar Neoの評判は?
ここまではあくまで僕自身の主観でのレビューとなっていましたので、その他のユーザーの方の評判についてもみていきましょう。
Luminar Neoに対するポジティブな評判
ツイッターを元にポジティブな意見を拝見したところ、主には操作感や価格面で良い印象を持たれている方が多くいらっしゃいました。
ここは僕もすごく共感できるところで、過去のLuminar製品から愛用されている方・はじめてLuminarに触れる方ともに満足されているようです
Twitterフォロワー数20万を超える写真家の方や、カメラ系インフルエンサーの多くも「Luminar Neo」を使っていると公言していますね。
Luminar Neoのネガティブな評判
逆にネガティブな評判としては、動作速度に関する声がちらほらと見かけられました。これは使っているPCスペックに依存するところや、アプデ以前のバージョンでの事象とも想定されますね。
動作速度は搭載メモリサイズに依存するところがかなり大きく、公式サイトでもメモリ16GB以上(最低8GB以上)が推奨されています。
8GB以下のPCをお使いの方はメモリ増設も前提に検討しましょう。
LightroomやLuminarなど、主流のRAW現像ソフトの多くが推奨メモリサイズを引き上げています
あわせてよみたい
以下の記事では、Luminar Neoの動作が重い場合の解消法についてまとめています。設定次第で劇的に動作が軽くなる場合がありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
まとめ:買い切りで考えるなら第一候補になるRAW現像ソフト
今回は「Luminar Neo」のレビューということで、実際に使ってみて良かったところ・デメリットを紹介しました。
LightroomやPhotoshopと比べても遜色のない高い機能性と、オールインワンのツール操作性が非常に便利なRAW現像ソフトになっています。何より買い切りの価格形態が嬉しいですよね。
実際の使用感まとめ
- RAW現像に必要な基本機能は完備。さらに合成などの加工もツール内で完結できる。
- AIによる被写体検知・自動レタッチで時短も可能。
- 維持費不要の買い切りライセンスに対応していて経済的。
- 欠点:PCスペック次第では動作が重い
長く使うRAW現像ソフトだからこそ、ツールはコスパで選びたいもの。ぜひみなさんもこの機会に「Luminar Neo」を使ってみていただけると嬉しく思います。
なお、今回の記事ではツールの細かい使い方までは言及しませんでしたが、基本的な操作方法はこちらの記事で詳しくまとめています。実際のツール操作が気になる方は参考にしてください。
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