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こんにちは。はろ(@haroharo72)です
一眼カメラ(ミラーレス一眼・一眼レフ)の強みの一つといえば逆光耐性。ですが、いざ逆光で撮影してみると
- 写真が真っ黒になってしまった
- 逆に真っ白になってしまった
- 明るさがコロコロ変わって安定しない
など、気難しい撮影だと言うことが体感できるかともいます
特に夕陽の撮影は、数分単位で環境が変わるため、設定に手こずっているといつの間にかシャッターチャンスを逃してしまったなんてことも・・・
ということで今回は、逆光環境でも失敗しない撮影方法について紹介します
逆光で「写真が明るすぎる・暗すぎる」とお悩みの方に参考になる内容ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください
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Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
逆光で失敗しないためのポイント
逆光撮影は、白飛び・被写体が黒潰れするなど、光の調整がやや難しい撮影方法です
ただし、最近の一眼カメラ(ミラーレス一眼・一眼レフ)のレンズは、逆光にも強いものが多く、コツさえ掴んでしまえば、特にそこまで難しい撮影ではありません
スマホだとコントラストに弱くてどうしても失敗しがちですが、ダイナミックレンジが広い一眼カメラならではの撮影方法ともいえますね
逆光で実践したい3つのポイント
逆光撮影で意識したいポイントは以下の3つ。3つ目は必須ではありませんが、フォトコンなど作品撮りをするなら実践しておきたい撮影方法です
白飛びや黒潰れというのは写真の一部が、真っ白(明るく)になったり、真っ黒(シルエット撮影のように暗く)なることです
逆光をうまく活用した写真例
これらを意識すると、このような写真を撮ることができます
以降では、これらのポイントについて詳しく紹介します!
逆光撮影のコツ|測光モード変更かマニュアル撮影を使う
逆光のような明暗差が大きい撮影シーンでは、カメラ任せの設定にしておくと想定外の調整が走ってしまい、明るさがコロコロ変わってしまいます
そのため、明るさの基準を一定に保つために、以下のどちらかの方法を使いましょう
- 測光モードをハイライト重点に変更:Aモード|Sモードで撮影する方向け
- マニュアルモードで撮影
測光モードを「ハイライト重点やスポット測光」に変更しよう
絞り優先(Aモード)・シャッタースピード優先モード(Sモード)で逆光撮影をする場合は、「測光モード」を画面内のピンポイントの部分で指定する「ハイライト重点やスポット測光」に変更するおすすめです
注意|測光モードがデフォルトの場合は、明るさがコロコロ変わる
測光モードは、AモードやSモードを使う場合に、画面内のどこの部分を基準に明るさを測るのか?を指定する設定です
明暗差の激しい環境の場合、少しアングルを変えただけで画面内の黒い部分と明るい部分の配分が変わるのですが、この変化に敏感に反応してしまうのが明るさがコロコロ変わる原因です
撮影者が考えている明るさの基準と、カメラの基準を合わせてあげる必要があります
そのため、測光モードは「ハイライト重点やスポット測光」など、基準点が変わりづらいモードを選びましょう
マニュアル撮影ができる人はマニュアルで
マニュアルモードで撮影ができる人は、明るさをカメラ任せにせずで自分で決めましょう
自分でF値・シャッタースピード・ISO感度をコントロールしながら撮影する方が手っ取り早いです
ただし、目が慣れてくると実際の明るさを正しく目視できなくなるので注意が必要です
後で家に帰ってデータを確認した際に思いのほかに明るすぎたり、暗すぎることもあるので、ヒストグラムを見ながら撮影するのがおすすめです
逆光撮影のコツ|白飛びや黒潰れは気にしない
逆光でうまく撮影する2つ目のコツは「白飛び・黒つぶれを気にしないこと」です
逆光は明暗差が激しく、1枚の写真では明るさの情報をすべて拾いきれないため、明るい部分を残したいのか・暗い部分を残したいのかを明確にして撮影しましょう
白飛び・黒潰れを割り切った撮影例
- 明るい部分優先:暗い部分はシルエットとして割り切る
- 明るい部分優先:暗い部分はシルエットとして割り切る
意外とどちらかに振り切って撮影した方が、雰囲気がある写真になるので、ぜひ試してみてください!
逆光撮影のコツ|RAWデータ形式で撮る
明暗差が激しい環境では、後編集の自由度が高いRAWデータ形式で撮影するのがおすすめです
JPEG撮影だと、暗部を持ち上げたり・明部を下げたりする際に階調が破綻してしまいがちのためです
RAWデータ形式の撮影例
一例としてRAWデータ形式で、逆光撮影を行った例を紹介します。こちらの写真は人の姿が真っ黒の状態になってしまっています
これをRAWデータ形式で撮影し、レタッチしたものがコチラ。暗く写った部分だけを明るくすることで、肉眼で見えた形に近い写真に仕上げることができました
失敗写真に見えたこの一枚も、RAW現像であれば蘇らせることができますよ
JPEGはもともと画像を表示することに特化したデータですので、無理に編集を加えた場合に色味が破綻しやすいです
さきほどのRAW現像に使った元データをJPEGに書き出して同様の編集を行ったところ、髪の毛の部分の階調が破綻(色がガタガタしている)してしまいました
RAWデータを編集できるようになると写真の修復はもちろん、自分好みのアレンジができるようになります。具体的なRAW現像の手順を学んでみたい方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください
まとめ:逆光撮影に向けて引き出しを増やしておこう
今回は、撮影が少し難しい逆光撮影のポイントについて紹介しました。特に夕陽の撮影はあっという間に明るさが変わってしまうため、トラブルにならないように事前の準備が重要です
ぜひ、今回の内容を振り返っていただき、シャッターチャンスを最大限に活かしてくださいね
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