※この記事には広告を含む場合があります
Amazonブラックフライデー開催中
「狙い目のカメラアイテム」を厳選してまとめました。セール品をざっと把握できますので、ぜひご活用ください。
一眼カメラでいざシャッターを切ろうと思った時に、被写体にピントが合わず、千載一遇のシャッターチャンスを逃したことはありませんか?
特に動く被写体を撮影する時は、急いでピントを合わなせないと!と思って焦ってしまいますよね
最近の一眼カメラのオートフォーカス性能はどんどん進化している一方で、設定を使い分けないと宝の持ち腐れになりかねません
そこで今回は、千載一遇のチャンスでピントを外さないための設定・テクニックについて紹介します
- オートフォーカスモードを正しく設定する
- フォーカスエリア(ピント合わせの範囲)を調節する
- オートフォーカス性能が高い機材を選ぶ
特に動き回る被写体(お子さんなど)の撮影や被写体が小さい場合は特に難易度が高く、撮影者の意図を設定によってカメラに伝えないとピンボケ写真を量産してしまいます
とはいえ、プロでもピンボケ写真をゼロにするのは不可能と言われるくらいですので、肩の力を抜いて「失敗したらすぐに対処できるスキルを身につける」程度の感覚で参考にしていただければ幸いです
失敗を減らしつつ、失敗した時のリカバリを早くすることで、最大限にシャッターチャンスを活かしましょう!
あわせて読みたい
以下の記事では、カメラ初心者の方がハマりやすい撮影失敗と対処法をまとめています。今まで遭遇したけど対処法がよくわかなかったこと、これから起こるかもしれない失敗を防ぐためにも、ぜひチェックしてみてください
\ 気になる内容をチェックしよう /
Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
カメラのピントが合わない理由
被写体にピントが合わない主な要因は、撮影設定・カメラとレンズの性能に大別されます
どれが一つでも当てはまるとピントずれが起きてしまうので、以降ではそれぞれの要因と対処法について詳しく解説していきます
ピントが合わない要因
- オートフォーカスの設定が撮影の状況に合っていない
- フォーカスエリアがピントを狙っている所とズレている
- レンズの性能以上に被写体に近づいている
- 暗すぎてピントの判断がつかない
特によくあるシーンは1と2ですね。撮影設定の問題ですので、うまくいかないときはぜひ思い返していただければと思います
フォーカスモードが撮影状況に合っていない
オートフォーカスモードの設定が誤っていたり、ピントが合いにくい環境で撮影していると、狙い通りにピントを合わせること難しくなります
特に一眼カメラには、スマホと違って複数のフォーカスモードが用意されていますので、それぞれの特徴を理解し、使い分けることで失敗する確率をグッとさげることができます
以降では、フォーカスモードと使い分け方について解説していきます
基本的にはコンティニュアスAF(追従式)でOK
フォーカスのモードには、いくつかの種類があるのですが、その中でもコンティニュアスAFは、被写体をずっと追いかける追従式のモードです
シャッターを切る直前まで、ピント合わせを続けてくれるためピントズレが起きづらい非常に便利なモードです
コンティニュアスAFがおすすめなシーン
- 観光地など、自分が足を止めて撮影することが難しい撮影
- 運動会・風で揺らぐ花・電車など、被写体が動き回る撮影
物撮りではシングル・マニュアルAFが効果的
被写体も撮影者も動かない物撮りの撮影では、コンティニュアスAFを使うよりも、シングルAFやマニュアルAFを使った方がより正確にピント位置を定めることができます
特にマクロ撮影(超近接)だとピント面が非常に薄くなりますので、コンティニュアスの敏感なピント合わせが逆に使いづらく感じることがあります
とはいえ、三脚を使わない手持ち撮影では自分自身の動きが原因でピントがずれることもありますので、物撮りにおいても基本的にはコンティニュアスAFの活用シーンが多いかと思います
以上がフォーカスモード設定のコツでした!コンティニュアスAFをあまり使ったことがなかった方は、今後ぜひ多用していきましょう!
フォーカスエリアが明確になっていない
たくさんの人が映り込んでいるとき・被写体が非常に小さいときは、カメラがどこにピントを合わせれば良いか判断が難しくなります
コンティニュアスAFを使っていても、自分が思ったところと全然違う場所にピントが合う場合があります
最近のカメラは非常に賢くなっていて、そこまで多くのシーンで使い分ける必要はありませんが、時には撮影者の意図(フォーカスエリア)をカメラに明確に伝える必要があります
ピントを合わせる範囲を明確に指定することで、より精度高くピント合わせができるようになります!
フォーカスエリアは必要最低限に設定する
カメラ側に用意されている「フォーカスエリア(合焦範囲)」にはいくつかの種類があり、最も一般的な設定が画面全体をピント合わせの対象とする「ワイド設定」だと思います
ただ、先ほど挙げたように人が多いシーンなどは、どこにピントを合わせれば良いか判断が曖昧になるため、カメラ側で迷う素振りを感じたらすぐにピント合わせの範囲を限定してあげましょう
フォーカスエリア設定
- 中央設定:画面中央のみを指定できる
- スポット設定:任意かつピンポイントで指定できる
- ゾーン設定:スポット設定より少し広い範囲を指定できる
設定範囲が狭すぎると逆に使いづらくなりますので、ピントに迷わないけどそこそこ広いフォーカスエリアを設定するのがベストですね!
困ったときはフォーカストラッキングを使う
ここまではフォーカスエリアを限定する前提でのお話でしたが、実はカメラの機種によっては、被写体が動いても自動追従(トラッキング)してくれる便利なモードがあります
これが「フォーカストラッキング」と呼ばれるもので、ここ数年で発売された機種は対応しているものが多いです
みなさんのカメラでも対応しているかチェックしてみましょう!
撮影前にどの被写体を追従するかを指定(タッチスクリーンやボタン操作)しておくと、あとは被写体を見失わない限りはピントをずっと追いかけてくれます
運動会の体操シーンなど、他のお子さんが多い状況でも自分の子供のピントを合わせ続けることができます!
撮影前に被写体を指定する一手間はかかりますが、絶対にピントを外したくないシーンではすごく活躍しますので、ぜひ使ってみてください
オートフォーカス性能が低い機材を使っている
ボケ感が大きい一眼カメラでは、ピント面が薄くなるためオートフォーカス性能が問われるシーンが多いです
ここまではカメラの設定のお話でしたが、実は機材(カメラ・レンズ)によってピントが合わせに苦労するシーンもありますので、対策を含めて紹介したいと思います
カメラ選びのポイントは瞳AF対応
オートフォーカス性能は、カメラ本体とレンズそれぞれの性能が掛け合わさって決まります。どちらが欠けていてもダメなのですが、特にカメラ性能の影響は非常に大きいです
特にここ数年は各社がオートフォーカス性能にすごく力を入れていて、劇的にフォーカス性能が高くなっています。そのくらい需要が高い機能ということですね
一般的にスペック表を見ただけでは、カメラのオートフォーカス性能を見極めるのが難しいのですが、「瞳AF対応」である程度の性能を見極めることができます
瞳AFはここ数年で出てきたもので、瞳にピントを優先的に合わせる機能です。顔の中でも瞳にフォーカスを合わせてくれる神機能ですよ
瞳AFのメリット
従来は鼻先や耳にピントが合ってしまい、目がぼやけてしまう失敗写真が多かったのですが、この機能が入ることで劇的に失敗写真を減らすことができるようになりました
じっとしていない子供の撮影でもピンボケをかなり抑えてくれるので、めちゃくちゃ便利な機能です
数年前のトレンドではありますが、瞳AFに対応している機種≒オートフォーカス性能にもこだわった機種と言えますので、今後カメラ選びを考えている方は、ぜひ一つの基準にしてみてください
あわせて読みたい
以下の記事では、各メーカーのコスパ最高な機種を紹介しています。各機種の特徴をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
レンズは明るい(F値が小さい)ものを選ぶ
日が沈んだ後の屋外・室内などの暗い撮影シーンでは、カメラが被写体のエッジを認識しづらくなり、オートフォーカスが合いづらくなります
また、ISO感度やシャッタースピードを調整することで明るく撮れますが、リアルタイムでピント合わせを行うオートフォーカスではこれらの設定を変更しても改善はしないと言われています
つまり、暗いシーンでピント合わせの精度を上げるのであれば、物理的にたくさんの光を取り入れられる明るい(最小F値の小さい)レンズを使うのが良いということになります
これは僕の経験上でも認識があいますね
最小F値はレンズの性能に依存します
もし最小F値が3.5〜5.6など、比較的大きなレンズをお使いの方は、F1.8以下の明るいレンズを1つでも持っておくのがおすすめです
あわせて読みたい
本来、F1.8などの明るいレンズは価格が高くなるのですが、入門者向けに各メーカーで廉価・高性能なレンズが用意されています(通称:撒き餌レンズ)
以下の記事では、2〜3万円台から買えるコスパ最高のレンズをまとめていますので、ここぞという時に使いたいレンズを見つけたい方はぜひチェックしてみてください
気軽に使いたいなら寄れるレンズを選ぶ
旅先で料理を撮ろうと思ったけど、ピントが合わなくてシャッターが切れないという経験をしたことはありませんか?
実はレンズには、これ以上近づくとピントが合わない距離(最短撮影距離)というものがあり、これが原因でピントが合わないシーンは非常に多いと思います
そのため、ストレスなく気軽に撮影したい方は最短撮影距離が短いレンズを使うのがおすすめです
概ね「0.3m以下」を目安にすると、自撮り・テーブル上の被写体(料理など)を気軽に撮影することができます
僕自身、SONY Eマウントを使っていて寄れるレンズは非常に重宝しています。これまで気軽に使える寄れるレンズをレビューさせていただきましたので、興味がある方はチェックしてみてください
まとめ:ピントが合わない時こそ腕前が問われる
今回は、カメラ初心者の方に向けて、撮影中にピントが合わない要因と対処法について紹介させていただきました
内容は多岐に渡りますが、こういったトラブルシューティングの知識・経験の積み上げが写真上達のポイントだと思いますので、今後同じようなシーンに遭遇した際にはぜひ思い返してみてください
- オートフォーカスモードを正しく設定する
- フォーカスエリア(ピント合わせの範囲)を調節する
- オートフォーカス性能が高い機材を選ぶ
また、カメラ・レンズの性能によって、設定の細やかさ・オートフォーカスの基本性能も大きく変わります
僕の経験上としても、フォーカスを中心に機材選びを考えてみると、ストレスなく写真を楽しめるので非常におすすめですので、今後カメラ・レンズの新調を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください
あわせて読みたい
以下の記事では、カメラ初心者の方がハマりやすい撮影失敗と対処法をまとめています。今まで遭遇したけど対処法がよくわかなかったこと、これから起こるかもしれない失敗を防ぐためにも、ぜひチェックしてみてください
\ 気になる内容をチェックしよう /
関連記事
この記事の内容は以上です。ご感想・コメント等がございましたら、ページ下部のコメント欄をご活用ください(品質向上・励みになります)