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自分が撮った写真がどうも素人っぽいと感じたことがある方は少なくないかと思います
僕自身もその一人で、特にカメラ初心者の頃はずっと自分と他の人の写真の違いはなんだろうと考えていました
実際に写真がうまい人は、「機材・撮影環境・撮影・編集」など、多くの知恵と工夫を1枚に詰め込んでいるため、初心者の方が簡単に真似できるというと必ずしもそうではありません
しかし、一歩近づく要素として簡単に真似できるものがあります。それが「構図」です
構図は写真が上手く見えるテンプレートのような物で、パターンを覚えてしまえば、素人っぽい写真から周りから上手と言われる写真にステップアップすることができます
いいと思った写真を構図パターンに当てはめて考えることができれば、真似しやすくなりますよ
そこで今回は数ある構図の中でも、個人的に使用頻度や再現性の難易度が低いおすすめの4つの構図について紹介したいと思います
ぜひ、この記事をキカッケに構図に興味を持っていただき、今後の撮影に活用いただければ幸いです
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Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
上手い人から初心者まで|4つの基本構図
そもそも構図とは「人が目で見て気持ちいいと思える配置法のこと」。ここでは、簡単に実践できてそれっぽく見える4つの構図を紹介します
構図はあくまで目安なので、それっぽくマネできればOKです
今回紹介する基本構図
- 日の丸構図:被写体を写真の真ん中に配置する構図
- 3分割構図:写真を9ブロックに分割して3分の2の位置に配置する構図
- 2分割構図:写真を左右あるいは上下対称に配置する構図
- 対角構図:対角線上に対称に配置する構図
構図を実践で使うために重要なポイントは、「この構図が使えるかも」と撮影現場で発想できるようになることです
そのため、たくさんの構図を一度に覚えてもなかなか定着しないため、まずはこの4つの構図を真似してみることを心がけてみてください
活用できる頻度が多い構図なので、比較的覚えやすいかと思います!
写真の基本構図①:日の丸構図
では早速構図の紹介です。最初に紹介するのは「日の丸構図」。被写体を写真のど真ん中に配置する構図です
日の丸構図を活用した写真例
日の丸構図のメリット
日の丸構図は、被写体がど真ん中に配置されるので、誰がみても何を伝えたいかがわかりやすいことが特徴です
無意識的に日の丸構図で撮影することも多いですよね
日の丸構図のデメリット
日の丸構図は使い勝手の良さからついつい多用しがちな構図になります。そのため、人と差別化を図るには構図以外の工夫を凝らしていくことを意識しましょう
工夫の例としては、以下の通り。
- 写真の四隅の配置にこだわる
- 前ボケ・後ろボケを入れて立体感を出す
他の人が撮った写真でも、日の丸構図を使っているけどおしゃれな写真を見つけたらぜひ因数分解して、自分のスキルにしてみましょう
\ 四隅の配置・前ボケ後ろボケを意識した写真例 /
写真の基本基本構図②:3分割構図
次に紹介するのは「3分割構図」。写真を縦横に3分割して、線がクロスするポイントに被写体を配置する構図です
文字にすると複雑ですが、絵で見れば簡単にイメージできますね
3分割構図を活用した写真例
3分割構図のメリット
3分割構図も日の丸構図に並ぶくらいに使用頻度の高い構図です。日の丸構図と差別化したい場合や、日の丸構図では収まりが悪い被写体があれば積極的に活用してみましょう
被写体に対して、中心から少しだけずらすだけなので、これも真似しやすい構図だと思います
3分割構図のデメリット
3分割構図は日の丸構図と比べると、主題がどこにあるのかハッキリしない場合があります
特に上の例のような雑多な被写体を撮るときは、主題がどれなのかよく分かりづらいことがあるかと思います
そのため、被写体(主題)を強調するために以下のような工夫を凝らしましょう
- 主題と主題以外について、ボケ感・色・明暗差でギャップを作る
- 背景の整理をして、主題を際立たせる
誰がみても何を主張しているのかが分かるように工夫しましょう!
写真の基本基本構図③:2分割構図
続いて紹介するのは「2分割構図」。被写体を左右対称・上下対称に見せる構図で、落ち着いた印象を与えることができます
2分割構図を活用した写真例
2分割構図のメリット
シンメトリーな見栄えになる2分割構図は、見た目が綺麗に収まることもあり、建物や風景撮影との相性がバッチリです
また、ガラスや水面など反射(リフレクション)を取り入れて2分割構図を取り入れると、下の写真のような非日常的な写真を撮ることもできます
2分割構図のデメリット
2分割構図が使えるかどうかは被写体次第ですので、利用できるシーンはこれまで紹介した構図と比べると限られます
対称なロケーションがたまたま出くわしたら、ぜひ活用したいですね!
とはいえ、反射(リフレクション)を使えば、活用シーンは広がりますので、ぜひ意識的に水たまり・水面・ガラスなど反射率が高い素材を見つけてシャッターを切ってみましょう
頭の片隅で常に意識しておき、使える環境を見つけたら試しに撮影してみる、くらいのモチベーションが良いかと思います!
写真の基本基本構図④:対角線構図
最後に紹介するのが「対角線構図」。2分割構図のように対称に配置するのではなく、写真の対角線が見えるように被写体を配置する構図です
対角線構図を活用した写真例
対角線構図のメリット
対角線構図は、下の写真のように斜めのラインを写真に取り込む構図で、大きめの被写体を構図に収める目安として使いやすい構図です
奥行き感を感じやすい構図ですので、手前から奥に伸びている被写体を見つけたら積極的に活用しましょう
対角線構図のデメリット
対角線構図は使用頻度もそこそこ多く、使いやすい構図ですので特にデメリットはないかと思います
撮影現場で構図を意識するおすすめの方法(グリッド機能)
ここまで色々な構図について触れてきましたが、実際にカメラを構えてみると頭で構図をイメージして撮影するのは思いのほか難しいと思います
そんな時に撮影をサポートしてくれるのが「グリッド機能」。モニター上に構図に使える補助線(グリッド線)を表示してくれるので、構図を意識して撮影しやすくなります
デジタル一眼カメラはもちろん、スマホでも設定画面から表示することができるので、常時表示してのがおすすめです!
(参考)iPhoneでの設定例
まとめ:上手い人に近づくために構図パターンを勉強をしよう
今回は写真を撮る人が意識している「構図」について紹介させていただきました。特に使用頻度も高く使い方も比較的簡単な4つの基本的な構図ですので、カメラ初心者の方でも真似しやすい内容だと思います
今回紹介する基本構図
- 日の丸構図:被写体を写真の真ん中に配置する構図
- 3分割構図:写真を9ブロックに分割して3分の2の位置に配置する構図
- 2分割構図:写真を左右あるいは上下対称に配置する構図
- 対角構図:対角線上に対称に配置する構図
構図は実は奥が深く、代表的なものだけでも10〜20パターンほどが存在します。今回はその一部を紹介させていただきましたが、勉強してみると撮影の引き出しがどんどん増えていくと思いますので、みなさんもぜひ学んでいただければと思います
僕も参考にしているおすすめの構図の勉強書籍も紹介させていただきますので、気になる方はぜひ手に取ってみてください!
おすすめの構図勉強書籍
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