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皆さんこんにちは。フォトグラファーの「はろ(@haroharo72)」です。
α6000シリーズとして初の4K120p・10bit記録に対応するなど、劇的な機能進化を遂げた「SONY α6700(ILCE-6700)」
ただし、動画撮影時には高速な記録ビットレートに対応したメモリーカード(SDカード)が必要なるため、特定の撮影が実施できないケースが発生します。
ちょうど先日公開されたWeb取説から対応メモリーカードを確認すると、4K撮影をする場合は、V60(ビデオスピードクラス)以上のSDカードが必要であることがわかります。
これを踏まえて今回は、α6700におすすめなメモリーカード(SDカード)を紹介します。
高いスペックのSDカードはその分高価になるため、撮影スタイルに分けておすすめのSDカードをリストアップしましたので、ご自身のスタイルにあったコスパの良いSDカードを手に取っていただければと思います。
比較項目 | 動画を撮らない方向け | 動画を撮る方向け | (さらに)動画編集効率を 上げたい方向け |
---|---|---|---|
おすすめ メモリーカード | Trancend SDカード | Prograde SDカード(GOLD) | Prograde SDカード(COBALT) |
スペック | SD UHS-Ⅰ Class10 V30 256GB | SD UHS-II Class10 V60 256GB | SD UHS-II Class10 V90 256GB |
最大書込み速度 | 90MB/秒 | 130MB/秒 | 250MB/秒 |
価格相場 | 4千円程度 | 2.5万円程度 | 3.5万円程度 |
撮影できる動画設定 | 4K 30pまで | 4K 120pまで | 4K 120pまで ALL-I 4K 60pまで |
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SONY α6700を実際に購入した感想をまるっと以下の記事にまとめました。カメラを持ち出す億劫さを極限まで引き下げてくれる素晴らしいカメラです。購入前にぜひ確認してみてください。
Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
メモリーカードの選び方
メモリーカード(SDカード)の価格は主に容量・書込み速度・転送速度によって大きく異なります。特に書込み速度は動画撮影モード制約や連写時のフリーズ時間に影響するため、撮影スタイルに応じて高速なものを用意するのがおすすめ。
ここでは簡単に容量と書き込み速度の2点について選び方のポイントを紹介します。
不要な方はおすすめのSDカード編にジャンプしてください
SDカードの容量は256GBがおすすめ
容量に関しては、4K60pであれば118分(2時間程度)で128GBを消費する計算となるため、長時間の旅行などを踏まえると256GBは欲しいところかと思います。
メモリーカード容量 | 4K/60p 8bit撮影 (ビットレート150Mbps) |
---|---|
64GB | 57分 |
128GB | 118分 |
256GB | 227分 |
写真のみの記録に関しては256GBもの容量は不要なものの、実質的には128GBと256GBの価格差が小さいため、結局は256GBが落としどころになるかなというのが持論です。
SDカードの書き込み速度はビデオスピードクラスをチェック
SDカードの書き込み速度はビデオスピードクラスと呼ばれる規格で区分けされていて、V30・V60・V90といったように高速になるものほどVの後の値が大きくなります。
α6700は動画性能も大幅進化したということで、(僕を含め)おそらくは動画を撮りたい方が多いかと思いますが、その場合は4Kスローモーションが撮影できるV60以上を選ぶようにしましょう。
SONY α6700におすすめのメモリーカード
ここでは撮影用途別の要求スペックと僕が実際に使用してきた経験も踏まえ、信頼性とコスパのバランスが良いおすすめのSDカードブランドを紹介します。
比較項目 | 動画を撮らない方向け | 動画を撮る方向け | (さらに)動画編集効率を 上げたい方向け |
---|---|---|---|
おすすめ メモリーカード | Trancend SDカード | Prograde SDカード(GOLD) | Prograde SDカード(COBALT) |
スペック | SD UHS-Ⅰ Class10 V30 256GB | SD UHS-II Class10 V60 256GB | SD UHS-II Class10 V90 256GB |
最大書込み速度 | 90MB/秒 | 130MB/秒 | 250MB/秒 |
価格相場 | 4千円程度 | 2.5万円程度 | 3.5万円程度 |
撮影できる動画設定 | 4K 30pまで | 4K 120pまで | 4K 120pまで ALL-I 4K 60pまで |
動画を撮らない方向け
写真撮影のみの用途に関しては、高いスペックのメモリーカードは不要。α6700は連写速度も非常に高い機種ではないですから、UHS-Ⅰ & Class10に対応したSDカードを選んでおけば十分かと思います。
SDカード規格 | 最高転送速度 | 最低保証速度 |
---|---|---|
UHS-Ⅱ | 312MB/秒 | ー |
UHS-Ⅰ | 104MB/秒 | ー |
Class10 | ー | 最低10MB/秒 |
UHS-I Class10に対応する中でのおすすめはTranscendのSDカード。巷にはもっと安いSDカードもありますが、品質や保証面を総合的に踏まえる、信頼のあるメーカーから発売されているものを選ぶのが無難です。
たまに売り切れしている場合があるため、その際は併せて品質面で信頼性のあるSandiscのSDカードも検討してみてください。
Transendは半導体メモリーを中心に世界的なシェアを誇るメーカーの一つ。BCN AWARDと呼ばれる日本で1年間で最も売れたメーカーに送られる賞を過去に何度も受賞しているほど、日本での販売実績のあるメモリーカードメーカーです。
動画を撮る方向け(ビデオスピードクラスV60対応)
動画を撮る方はビデオスピードクラスV60に対応したSDカードを用意することで、α6700で新たに対応した4K/120pまでの動画撮影が可能になります。
コスパ・品質・保証面を総合的に踏まえるとProGradeのSDカードが非常におすすめ。僕を含め多くのカメラユーザーが愛用する高コスパなSDカードブランドです。
購入後は3年間のメーカー保証付き。まだ僕はお世話になったことはありませんが、万が一のケースでも交換等の対応をいただける手厚いサポートが無償で付属します。
Progradeは旧来からプロ向けのメモリーカードを生産していたメーカー(Lexar社)の派生ブランド。家電量販店にはあまり流通していないものの、Amazonなどのオンライン販売に注力し、コスパ最強のメモリーカードメーカーとしてカメラ界隈では知らない人の方が少ないほどの人気メーカーです。
動画編集効率を最大化したい方向け(ビデオスピードクラスV90対応)
オールイントラ方式(ALL-I)は1フレームごとに映像を圧縮しながら保存する形式であり、動画編集時のPC負荷を軽減することができることから動画編集を効率化したい方に好まれる保存形式です。
高負荷な圧縮方式であり4K120p非対応といった制約が伴うものの、編集時のラグは極力減らしたい方はオールイントラ方式の記録モードであるXAVC S-I 4Kに対応するビデオスピードクラスV90のSDカードを用意しましょう。
おすすめはこれもProgradeのSDカード。容量256GBだと3万越えと出費が嵩むのがネックですが、1枚持っておけば将来的にも長く使えるおすすめのSDカードです(同規格のSDと比べてもハイコスパ)
なお、オールイントラ方式は保存サイズも大きくなることから容量には妥協したくないところ。予算に余裕がある方はぜひ購入されてみてはいかがでしょうか。
まとめ:動画性能が劇的に改善したα6700だからこそ高性能なメモリーカードを用意しよう
今回は「SONY α6700(ILCE-6700)」におすすめなメモリーカード(SDカード)について紹介しました。
α6000シリーズとして初の4K120p・10bit記録に対応するなど、劇的な機能進化を遂げたSONY α6700だからこそ、撮影に制限のないスペックのSDカードをご用意いただければと思います。
比較項目 | 動画を撮らない方向け | 動画を撮る方向け | (さらに)動画編集効率を 上げたい方向け |
---|---|---|---|
おすすめ メモリーカード | Trancend SDカード | Prograde SDカード(GOLD) | Prograde SDカード(COBALT) |
スペック | SD UHS-Ⅰ Class10 V30 256GB | SD UHS-II Class10 V60 256GB | SD UHS-II Class10 V90 256GB |
最大書込み速度 | 90MB/秒 | 130MB/秒 | 250MB/秒 |
価格相場 | 4千円程度 | 2.5万円程度 | 3.5万円程度 |
撮影できる動画設定 | 4K 30pまで | 4K 120pまで | 4K 120pまで ALL-I 4K 60pまで |
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SDカード以外にもカメラと併せて用意したいカメラアクセサリーを以下の記事にまとめていますので、ぜひ買い忘れが無いよう活用してみてくださいね。
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