【動画あり】ブリージング補正はどのカメラ・レンズで使える?使ってみた感想・デメリット|SONY α7IV・α7RV

【動画解説】α7IVのブリージング補正はどのレンズで使える?効果・デメリットは?

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ブリージングとは、ピントを前後に移動すると画角の広さが変わってしまう現象のこと。意図せず画面全体がグワっと動いて見えることから、動画撮影をする方の中にはデメリットとして捉える方もいるかとおもいます。

ブリージング発生時の影響

 

そんな悩ましいブリージングですが、SONY α7IVからリリースされた新機能「ブリージング補正機能」を使うことで、限りなく目立たなく補正することができるようになりました。

使用できるレンズはSONY純正レンズの中でも一部になるため、この記事ではブリージング補正機能が使えるレンズをまとめて一覧にしています。

はろ
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ボディによって対応するレンズも異なるので、ぜひ見比べる際に参考にしてください。

ブリージング補正を使うと画角が1.1倍程度クロップされる一方で、気になるブリージングを綺麗に抑制することができます。

ブリージングの発生具合はレンズによるため、一概にONにしておくのが正解ではないですが、便利な機能には間違いないので、ぜひ積極的に活用していきましょう。

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ブリージング補正の設定方法

ブリージング補正対応機種では、MENUから設定変更ができます。なお、ブリージング補正が効くレンズは、SONY純正レンズの一部。対象レンズは次の章で確認してください。

MENU → [撮影] → [画質] → [レンズ補正] → ブリージング補正

ブリージング補正が使える対象カメラ一覧

2023年3月時点では、以下の5機種がブリージング補正に対応しています。

  1. α7IV(ILCE-7M4)※レビュー記事はこちら
  2. α7RV(ILCE-7RM5)
  3. FX6(ILME-FX6:シネマライン)
  4. FX30(ILME-FX30:シネマライン)
  5. FR7(ILME-FR7:シネマライン)

上記対応カメラでも120pで撮影する場合はブリージング補正は効きません。ブリージング補正が欲しいシーンで120p撮影する方は多くないでしょうが、定常的に120pで撮影している方は、注意しておきましょう。

ブリージング補正が使えるレンズ一覧

ブリージング補正機能が適用されるのは、SONY純正レンズの一部です。GMレンズは基本的に対応していますが、G・無印・Zeissシリーズは対応有無が分かりづらいので、購入する際には注意して照らし合わせてみてください。

なお、以下の一覧はSONY α7IV・α7RVの対応レンズ一覧です。対応レンズ・制約事項はボディによって異なるため、そのほかの機種の対応状況は公式サイトをチェックしてみてください。

はろ
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2023年3月時点では、α7RVの方がα7IVよりも多くのレンズに対応しています。

\ ブリージング補正機能対応レンズ(2023年3月現在) /

レンズ型番α7RV対応α7IV対応備考
E 11mm F1.8
(SEL11F18)
APS-C専用レンズ
FE 14mm F1.8 GM
(SEL14F18GM)
FE 15mm F1.4 G
(SEL15F14G)
APS-C専用レンズ
FE 20mm F1.8 G
(SEL20F18G)
※ レビュー記事
FE 24mm F1.4 GM
(SEL24F14GM)
SEL24F28G
FE 35mm F1.4 GM
(SEL35F14GM)
FE 35mm F1.8
(SEL35F18F)
FE 40mm F2.5 G
(SEL40F25G)
※ レビュー記事
FE 50mm F1.2 GM
(SEL50F12GM)
FE 50mm F1.4 GM
(SEL50F14GM)
※ レビュー記事
FE 50mm F1.4 ZA
(SEL50F14Z)
FE 50mm F2.5 G
(SEL50F25G)
FE 85mm F1.4 GM
(SEL85F14GM)
FE 85mm F1.8
(SEL85F18)
※ レビュー記事
FE 100mm F2.8
STF GM OSS
(SEL100F28GM)
レンズ内手ぶれ補正対応
マクロ撮影時は補正不可
FE 135mm F1.8 GM
(SEL135F18GM)
E PZ 10-20mm F4 G
(SELP1020G)
APS-C専用レンズ
FE 12-24mm F1.8 GM
(SEL1224GM)
FE 12-24mm F4 G
(SEL1224G)
FE 16-35mm F2.8 GM
(SEL1635GM)
FE C 16-35 T3.1 G
(SELC1635G)
ラージセンサー対応
FE PZ 16-35mm F4 G
(SELP1635G)
FE 20-70mm F4 G
(SEL2070G)
FE 24-70mm F2.8 GM
(SEL2470GM)
FE 24-70mm F2.8 GM II
(SEL2470GM2)
FE 24-105mm F4 G OSS
(SEL24105G)
※ レビュー記事
レンズ内手ぶれ補正対応
FE PZ 28-135mm F4 G OSS
(SEL28135G)
レンズ内手ぶれ補正対応
FE 70-200mm F2.8 GM OSS
(SEL70200GM)
レンズ内手ぶれ補正対応
テレコン使用時は補正不可
FE 70-200mm F2.8 GM OSS II
(SEL70200GM2)
レンズ内手ぶれ補正対応

対応当初は純正無印シリーズやZeissシリーズは基本的に非対応でしたが、α7RVではメインどころのレンズに対応していることがわかります。

現在時点では非対応のレンズも、ボディ側の追加アップデート次第では将来的に対応される可能性がありますので、期待しましょう!

ブリージング補正機能の効果とデメリット検証

実際にブリージング補正機能に対応したレンズを用いて、ブリージング補正具合や効果を検証した結果は以下の通り。

ブリージング補正機能の検証結果
  • 効果:補正後はブリージングが劇的に改善
  • 副作用:画角が約1.1倍程度狭くなる

体感としては、やや画角が狭まるもののブリージングが劇的に改善することを確認できました。ただし、レンズによってブリージングの発生具合に違いがあるため、全てのレンズでONが望ましいかは悩ましいところ。

ブリージングが大きいレンズでの補正テスト

こちらは比較的ブリージングが出る「FE 20mm F1.8 G」のブリージングテスト結果。ブリージング補正をONにすると綺麗にブリージングの発生を抑止することができます。

ブリージングが小さいレンズでの補正テスト

こちらは比較的ブリージングが少ない「FE 24-105mm F4 G OSS」の補正テスト結果。画角が若干クロップされてしまう分、こういったレンズは補正OFFの方が望ましいと思います。

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まとめ:ブリージング補正は便利だが画角が狭くなる点は要注意

ブリージング補正機能ではブリージングを綺麗に抑えることを確認できました。SONYのレンズはGMシリーズを含めて、元々ブリージングが大きく出るものも多かったので、この機能で助かる人も多いかと思います。

ブリージング補正機能まとめ
  • 対象レンズ:SONY純正レンズの一部
  • 効果:ブリージングは綺麗に解消される
  • デメリット:画角が1.1倍程度クロップされる

画角がクロップされる点は要注意ですが、Youtube撮影など定点撮影であれば特に実害はないかと思います。VLOGなど特にブリージングを気にすることがなかった方は、OFFの方が望ましいと思いますので、ぜひ使い分けてみてください。

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