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はじめてカメラを買ったみたけれど、思い通りのボケ感がでない・写真が素人っぽいと悩んでしまうことってありますよね
特にカメラと一緒に購入できるキットズームレンズは非常に使い勝手が良い一方で、写真の成長の機会をなかなか与えてくれない難しいレンズのため、成長しづらい環境面から脱却することがまずは大事なのだと思います
キットレンズがダメというわけではなく、写真を状態したい方には物足りないレンズかなと思います
そんな写真にお悩みの方におすすめしたいのが単焦点レンズを使用することです
単焦点レンズを使えば、ボケ・解像感などの物理的なクオリティを上げるだけでなく、固定された画角を使いこなせすことで構図の考え方・画角の使いこなしといったテクニックが身に付けることができます
これは僕自身の経験もそうですし、多くのカメラユーザーのみなさんがいってらっしゃいますよ
そこで今回は、単焦点レンズの特徴・単焦点レンズを使うメリット・デメリットについて解説していきます
Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
高性能なレンズとして単焦点レンズをお探しの方だけではなく、写真上達にお悩みの方にも手助けできるような内容にまとめていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください
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単焦点レンズの中でも、純正レンズでありながら価格が非常に安い「撒き餌レンズ」についてまとめています。各メーカーの撒き餌レンズをお使いのカメラから探すことができますので、ぜひチェックしてみてください
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はろ
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単焦点レンズとズームレンズの違い
単焦点レンズとズームレンズの違いは「ズームができるかどうか」で決まります
単焦点レンズ | ズームレンズ |
ズームができない (画角を変更できない) | ズームができる (画角を変更できる) |
単焦点レンズはズームができないため、これだけを聞くと一見使いづらそうに思えますが、画角を変更できない代わりにたくさんの恩恵を受けることができます
そこで次の章では、気になる単焦点レンズのメリットについて触れていきます
単焦点レンズのメリット
単焦点レンズの主なメリットは以下の5つ
一般的に単焦点レンズはサイズが小さなものが多く、また解放F値が小さな明るいレンズが多いので、機動力・ボケ・暗所対策として単焦点レンズを使う人は非常に多いです
レンズ光学的な部分を始め、コストやマインドセットなど様々な角度でメリットがあります
小さくて持ち運びが楽
単焦点レンズは、固定の画角にマッチしたレンズ設計ができることから、小さくて軽いモデルが非常に多いです
いろんな撮影シーンに対応したい場合はズームレンズが活躍しますが、それよりも機動性を重視したい場合もたくさんあるかと思います
僕の場合は、こどもと遊びながら撮影するときはズームは大きくて使いづらいので、軽量の単焦点レンズを持っていきます
コンパクトな単焦点レンズの方がシャッターチャンスを逃しづらいシーンも少なくないと思いますので、ぜひカメラを持ち運ぶのが億劫だと感じるシーンに思い当たる場合は、単焦点レンズを検討してみましょう
大きくボケる・手ブレしづらい
これもレンズ設計が関係するところなのですが、単焦点レンズはF値(絞り値)が小さいモデルが多く、一般的に「大きくボケる・手ぶれもしづらい」といった特徴があります
僕もはじめて単焦点レンズを使ったときは、ボケの大きさに感動しました!
実際に単焦点レンズとズームレンズのボケ感の違いを検証してみました。背景のボケ感が全然違うかと思います
\ 中央のスライダーを左右にずらしてみてください /
左:単焦点レンズ(F1.8)/ 右:ズームレンズ(F5.6)
大きなボケのある写真はスマホのような小さな画面でも注目を引きやすいので、ボケの大きな写真の価値が高まっているような気もしますね
単焦点レンズは手ぶれに強い
キットズームレンズの解放F値は低くてもF3.5あたり。一方で単焦点レンズは解放F1.8がメジャーです
これはシャッタースピードで言うと、同じ明るさで撮る際に単焦点レンズの方が4倍のシャッタースピードを維持できるため、手ぶれへの耐性が強いと言うことが言えます
具体的に手ぶれの発生を抑えるシャッタースピードは、以下を目安にしてください(使用するレンズによって変わります)
手ぶれしないシャッタースピード = 1 / 焦点距離(秒)
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手ぶれの原理・手ぶれを抑える方法については、以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方は参考にしてください
解像感が高い・歪みが少ない
単焦点レンズは、レンズ機構が画角に最適化されているため、解像感が高く・歪みが少ないのが一般的です
一方、キットズームレンズは低価格で幅広い画角を撮れるレンズ設計となっているため、解像感や歪みについてはどうしても期待できない場合が多いです
特に歪みについては建物や人物など、歪むと気になる被写体では気になる点ですので、その点でも単焦点レンズは被写体をありのままに映し出すことができ、手修正が少なくて済むレンズだと感じます
撒き餌レンズなら純正でも安く買える
カメラ業界には「撒き餌レンズ」と呼ばれるレンズがあり、代表的な標準画角の単焦点レンズはどのメーカーも非常に安く手に入れることができるようになっています
単焦点レンズは価格がピンキリですが、撒き餌レンズは2〜3万円程度で手に入れられるため非常にコスパが高いです
また、サイズが小さく軽いモデルが多いため、持ち運び重視の方にもぴったりなレンズでもあります
カメラメーカーが交換レンズの魅力を体感してもらうことを目的に、性能から考えても採算が合わない価格設定で販売しています
単焦点レンズが欲しいけど予算も限られているといった方は、まずは「撒き餌レンズ」を手に取ってみると良いかと思います
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各メーカーのコスパ最高「撒き餌レンズ」を詳しく知りたい方は、こちらをぜひチェックしてみてください
写真の上達が早くなる
単焦点レンズは画角が一定であり、キットズームレンズのようにズームに応じてF値が変わることもないため、設定がシンプルで覚え易いといった特徴があります
また、同じ画角をずっと使っていると肌感覚で撮れる範囲がわかる状態になるため、シャッターを切る前に構図のことをじっくり考えたり、場所取りを工夫するなどといった余裕が生まれてきます
このようなことから、単焦点レンズを使うと設定の覚え込みやテクニック面での上達が早くなると言われています
単焦点レンズのデメリット
撮影性能やテクニックの上達など、色々な恩恵を与えてくれる単焦点レンズですが、使っていてデメリットを感じるシーンもやはり存在します
ここでは、僕自身が感じる単焦点レンズのデメリットについて2つ紹介します
単焦点レンズはいろんな意味で贅沢なレンズな気がします(笑)
臨機応変に撮影シーンに対応しづらい
単焦点レンズは画角を自由に切り替えることができないため、画角のバリエーションを求められるクライアントワークなどでは単焦点レンズのみで対応するのは難しいです
僕自身も写真でお仕事をいただく際や、知り合いから撮影の依頼をいただいた際には、基本的にはズームレンズでバリエーションを作りつつ、ここぞという時のみ単焦点レンズで撮るようにしています
ある程度の撮れ高を確保した上で、単焦点のボケ感や解像感を活かして撮りたい!と感じる時に単焦点を使うイメージです
もちろんこれは、お仕事などのパートナーありきの状況ですので、個人的に趣味で撮影する方にとっては特段デメリットにはならないかと思います
単焦点レンズのみを揃えていくとコストが高くなる
撒き餌レンズをはじめ、一部の単焦点レンズについては非常にお得にゲットできるものの、広角や望遠になるほど単焦点レンズの価格は高くなります
また、一度単焦点レンズの良さを知ってしまうとなかなかズームレンズに戻ることができず、どんどん機材を買い込んでしまう(通称レンズ沼)状態に陥った結果、コストが高くついてしまうなんてことも割とあるあるだったりします
僕自身もレンズ沼にハマり、いまだに抜け出せない一人です(笑)
とはいえ、単焦点レンズにはそれぞれの画角で特徴があり、使えば使うほどその画角のプロフェッショナルに近づくことができますので、2〜3本程度を目安に得意な画角を見極めていくのは大いにアリだと思います
もちろんズームレンズでも同様のことはできるのですが、気持ちの持ちようが全然違ってきます
まとめ:単焦点レンズを使ってはじめてわかることがたくさんある
今回はカメラ初心者の方にもできる限りわかりやすく単焦点レンズのメリット・デメリットを紹介させていただきました
単焦点レンズは、単に画質が良いだけではなく、(サイズ感が小さいため)持ち運びの機会を増やしてくれたり、写真に対する考え方を整理させてくれます
特に単焦点レンズの中でも「撒き餌レンズ」は、純正レンズながら価格が非常に安いため、単焦点レンズデビューにはぴったりな存在だと思います
ぜひ、まずは1本試してみたいと感じていただけた方は、撒き餌レンズから単焦点レンズのメリットを体感いただければ幸いです
\ 気になる内容をチェックしよう /
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