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皆さんこんにちは。フォトグラファーの「はろ(@haroharo72)」です。
豊富なサードパーティ製レンズが使用できることは、SONY Eマウントの大きな強みのひとつ。
中でもTamron(タムロン)レンズは、描写・性能、そして価格の安さ非常に高い定評を誇るレンズです。
特にズームレンズはバリエーションも多く、企画力が本当にすごいですね。
僕も長年、タムロンのレンズを愛用しているファンの一人であり、(ありがたいことに)ここ数年はタムロンさんからレンズをお借りして様々なレンズを試させていただきました。
数えればその数は15本以上。今回はその中でもEマウントをお使いの方に特におすすめなタムロンレンズを厳選して紹介したいと思います。
詳しい内容は記事をご覧いただければと思いますが、その中でもレンズ保有数が少ない方に向けたおすすめレンズは以下の3本。
タムロンデビューにおすすめのレンズ
- フルサイズ対応ズーム
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063) - APS-C専用ズーム
17-70mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B070) - フルサイズ対応単焦点
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053)
それ以外にもタムロンのバリエーション豊富なレンズから、気になるものをチェックしてみてください。
きっと満足できるレンズに出会えると思います!
Photographer
はろ
月間8万PVのカメラ系ブログを運営。子供撮影の趣味が高じ、副業カメラマンとしても活動しています。ご質問はコメント欄・お問合せ・DM等でお気軽にどうぞ。
Tamron(タムロン)レンズの魅力とは
レンズ紹介をすぐにチェックしたい方はこちらから
僕が初めてタムロンレンズを手にしたのは、Eマウントデビューを飾ったSONY α7IIIを購入したとき。初めてのデビューは、Tamron 28-75mm F2.8の初期型でした。
フルサイズ対応でF2.8通しの標準ズームが、10万円を切るほどの価格で手に入るコスパの高さはまさに異次元。
明るく・寄れて・軽い。何万枚ものシャッターチャンスを共にしながら、タムロンレンズの魅力にハマっていきました。
数あるタムロンレンズを使用して感じること
タムロンレンズすべてに共通するのは、ユーザーの利便性を最重視した作りとなっていること。これが僕がいまだに純正レンズではなくタムロンレンズを愛用する理由のひとつです。
例えばサイズ感。タムロンと純正レンズを比較した際のサイズ感は、どの焦点距離においてもタムロンが一回り・二回り小さい点が特徴です。
純正レンズとの比較(標準ズーム)
比較項目 | Tamron | SONY |
---|---|---|
レンズ名称 (略称) | 28-75mm F/2.8 G2 | FE 24-70mm F2.8 GM II |
ズームレンジ | 28-75mm | 24-70mm |
開放F値 | F2.8 | F2.8 |
大きさ(最大径・長さ) | 76 × 118mm | 88 × 120mm |
重さ | 540g | 695g |
億劫に感じがちなレンズの持ち運びも、タムロンレンズなら持っていこう!と思わせてくれます
その他、レンズスペックで例えると最短撮影距離の短さは特にタムロンのコンセプトを反映している点の一つ。
タムロンレンズは全般的に寄りの撮影に強く、撮影者がレンズのスペックにあわせて撮影せずとも、シャッターを切りたいと思った時にレンズが寄り添うような作りになっていることが多いです。
最後は価格の安さ。特に純正レンズと比べると、類似するズーム域・開放F値でも価格は半額に近いケースも珍しくありません。
手が届かなかったスペックのレンズを使わせてくれる。価格面でもタムロンは多くのユーザーに寄り添った戦略を描いていると言えますよね。
SIGMA(シグマ)との主な違い
Eマウントのサードパーティレンズメーカーとして、タムロンと拮抗するほどに人気が高いSIGMA(シグマ)レンズ。
これもSONY純正レンズと比較すると価格が安く、描写やAFも非常に優れたレンズが多いのですが、僕個人としてはズームレンズはタムロンで統一しています。
タムロンで揃える主な理由は、サイズ感と操作性の良さ。
最近はSIGMAからもコンパクトなレンズが発売されてきましたが、全体論としてタムロンのコンパクトさにはまだまだ敵わない点が多くあります。
操作性としては、ズームリングがSONY純正とタムロンは回転方向が同じである一方で、SIGMAレンズはズーム回転方向が逆(CANON仕様に合わせているとか)な点も気になるところ。
メーカー | ズームリングの回転方向 |
---|---|
SONY | 時計回り |
タムロン | 時計回り |
シグマ | 反時計回り |
実際に複数のレンズと組み合わせた時に、回転方向が逆のレンズを組み合わせると非常に違和感を感じます。
その他にもタムロンは、SONY純正でも多く採用されている「レンズフィルター径:67mm」に合わせている点も大きなアドバンテージに感じます。
フィルター径が同じであることで、レンズ間でプロテクトフィルターやNDフィルターを使い回しやすいメリットが生まれます!
僕がタムロンレンズを愛用する理由を語らせていただいたところで、ここからは実際におすすめのレンズを紹介していきます。
【フルサイズ向け】おすすめTamron(タムロン)レンズ
APS-C機をお使いの方はAPS-Cおすすめレンズパートへジャンプ
Tamronレンズの主戦場であるズームレンズを含め、撒き餌レンズに近い単焦点も含めて7つピックアップしています。
僕自身が撮影した作例も何枚かつけていますので、気になるレンズからチェックしてみてください!
標準ズーム:28-75mm F/2.8 Di III VXD G2
「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」は、広角域から中望遠までをF2.8通しでカバーする標準大三元ズームレンズ。
日常のほぼ全てがこれ1本で完結すると言っても過言ではないほどに汎用性が高く、描写や携帯性も評判の高いレンズです。
初代のレンズに見られた暖色よりの色味やシングルAFのモッサリ感が改善されていて、一才の不満がないレンズに進化したと感じますね。
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の特徴
- 圧倒的に万能なズーム域と開放F値
- 軽くて寄れる。AFも純正相当に進化。描写も優れた優等生
- Tamron LensUtility対応で、ボタン/リングのカスタマイズができる
- 価格は9万円程度とフルサイズ標準ズームの中では最安クラス
28mm f2.8 1/400s ISO200
75mm f2.8 1/320s ISO100
スペック | 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 |
---|---|
実売価格 | 9万円程度 |
焦点距離 | 28〜75mm |
開放F値 | F2.8 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
レンズ構成 | 15群17枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 540g |
最大径 × 長さ | 75.8 × 117.6 mm |
最短撮影距離 | 0.18m(広角端) / 0.38m(望遠端) |
最大撮像倍率 | 0.37倍(広角端) / 0.24倍(望遠端) |
手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
SONY純正のF2.8通し標準ズームの半額以下と非常にコスパは非常に高く、欠点を挙げるのが難しいほどにクオリティの高いレンズです。
SONYのフルサイズ機を使うなら、第一におすすめしたい定番のレンズですね。
高倍率ズーム:28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD
「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」は、標準ズームよりもさらに望遠ズーム域が伸びた高倍率ズームレンズ。
コンパクトな外観はそのままに望遠ズーム相当の画角までカバーしてくれるため、荷物の量が気になる旅行やお出かけの際に大活躍するレンズです。
レンズ交換の手間もかからないので、たくさんの撮れ高を残してくれる便利なレンズですよ
最も特徴的な点は開放F値が2.8スタートであること。動画撮影時のボケ感も十分・夜間でも綺麗な撮影が出来るため、非常に評判を集める高倍率ズームレンズとなっています。
また、サイズ感と軽量性も嬉しいポイント。実は先ほど紹介した標準ズームレンズとサイズ感はほぼ同じです。
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDの特徴
- 圧倒的なズーム範囲と旅行に最適なサイズ感
- タムロンらしい寄れるレンズ
- 広角端はF2.8スタートで広角でもボケ感十分
- 標準+望遠ズームの仕事ができるレンズが10万円に収まるコスパの高さ
47mm f5.6 1/800s ISO3200
94mm f5.6 1/800s ISO3200
152mm f8.0 1/1000s ISO100
スペック | 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD |
---|---|
実売価格 | 7万円程度 |
焦点距離 | 28mm〜200mm |
開放F値 | F2.8(広角端)〜F5.6(望遠端) |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
レンズ構成 | 14群18枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 575g |
最大径 × 長さ | 74 × 117mm |
最短撮影距離 | 0.19m(広角端) 0.8m(望遠端) |
最大撮像倍率 | 0.32倍(広角端) 0.26倍(望遠端) |
手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
標準ズームと望遠ズームレンズの2本分の仕事ができて、軽くて、F2.8から使える性能を持ちながら価格はなんと8万円台
コスパも使い勝手も非常に長けたレンズになっています。色々なズーム域で撮影してみたいけど「F値が小さな大三元レンズは高くて手が出ない」と考えている方にはベストな選択になると思います
詳しいレビュー内容はこちら(作例付き)
超広角ズーム:17-28mm F/2.8 Di III RXD
「17-28mm F/2.8 Di III RXD」は、超広角〜広角域をカバーする超広角ズームレンズ
一般的に広角ズームレンズは価格が高く、サードパーティでも10万円を超えることは珍しくありません。その中でも「17-28mm F/2.8 Di III RXD」は10万円以下で買えることでコスパに定評があるレンズです
焦点距離が17mmスタートと広角端が広いので、アクティブ手ぶれ補正や4K60pでクロップされる機種(α7IVなど)との相性が非常に良いです。特に室内撮影やVLOG・自撮り撮影にぴったりなレンズです
望遠端(28mm)がやや狭いと言われていますが、APS-Cクロップを使えば17-42mm相当をカバーできるので十分に実用的ですよ
軽くてコンパクト(重さ420g)かつインナーズーム対応でジンバル撮影時のバランス調整も最小限になるなど、動画撮影にもかなり配慮された作りになっています
17-28mm F/2.8 Di III RXDの特徴
- 超広角から標準域までカバーできる汎用性の高いズーム範囲
- 大三元ズームとは思えないほどに軽くてコンパクトな外観
- インナーズーム式で動画(ジンバル撮影)にも最適
17mm f5.6 1s ISO 400
17mm f2.8 1/4000s ISO 500
17mm f2.8 1/160s ISO 250
スペック | 17-28mm F/2.8 Di III RXD |
---|---|
実売価格 | 9万円程度 |
焦点距離 | 17-28mm |
開放F値 | F2.8 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
レンズ構成 | 11群13枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 420g |
最大径 × 長さ | 73 × 99mm |
最短撮影距離 | 0.19m |
最大撮像倍率 | 0.19倍 |
手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
動画撮影や風景・星空撮影などで超広角レンズをお探しの方、またコンパクトさとコスパにこだわりたい方はぜひチェックしてみてください
望遠ズーム:70-180mm F/2.8 Di III VXD
一般的に望遠ズームかつF2.8固定の大三元ズームレンズは非常に高価。どのカメラメーカーでも20万円を超えるため、購入に躊躇する方も多いかと思います
一方で「70-180mm F/2.8 Di III VXD」は、コスパが非常に高い望遠ズームレンズで、個人的にも買ってよかったレンズNo.3に入るほどに気に入っているレンズです
特に魅力的な点がサイズのコンパクトさで、一般的な望遠ズームレンズと比べると非常に小さく持ち運びでも苦労が少ない便利な望遠ズームです
スペック | 70-180mm F/2.8 Di III VXD | FE 70-200mm F2.8 GM OSS II |
---|---|---|
レンズ外観 | ||
ズームレンジ | 70-180mm | 70-200mm |
開放F値 | F2.8 | F2.8 |
大きさ (最大径・長さ) | 81 × 149mm | 88 × 220mm |
重さ | 810g | 1045g |
レンズ価格 | 約12万円 | 約30万円 |
標準ズームレンズよりちょっと大きいくらいのサイズ感です
また、最新のAF機構(VXD)に対応しているため、望遠ならではのシビアなピント合わせも非常に正確で、ポートレートから動物撮影まで、いろんな用途に安定した撮れ高を提供してくれます。
その他、サブウェポン的な要素として、マニュアルフォーカス時にはハーフマクロで撮れる点も非常に使い勝手が良く、近景から遠景まで1本で賄える心強い望遠ズームレンズです。
17-28mm F/2.8 Di III RXDの特徴
- F2.8通しの望遠ズームにより、日常では味わえない大きなボケ感を出せる
- 望遠ズームの中では比較的小さいため、持ち運びが便利
- 中望遠のハーフマクロレンズとしても使える
180mm f2.8 1/160s ISO 500
180mm f2.8 1/250s ISO2000
スペック | 70-180mm F/2.8 Di III VXD |
---|---|
実売価格 | 12万円程度 |
焦点距離 | 70-180mm |
開放F値 | F2.8 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
レンズ構成 | 14群19枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 810g |
最大径 × 長さ | 81 × 149mm |
最短撮影距離 | 0.27m(マニュアルAF時) 0.85m(通常AF時) |
最大撮像倍率 | 0.5倍(マニュアル&広角端) 0.22倍(通常AF時) |
手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
望遠ズームが欲しいけどサイズ感や価格がネックだと感じていた方は、望遠ズームレンズの捉え方が変わるほどにいいレンズですので、ぜひチェックしてみてください
撮影のお仕事の際には必ず持っていくほどに信頼を置いているレンズです
詳しいレビュー内容はこちら(作例付き)
超望遠ズーム:150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD
「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD」は、望遠端が500mmに対応した超望遠ズームレンズ
普段使いというよりは、野鳥・飛行機・運動会など遠方の被写体をズバッと切り抜くことを目的としたレンズです
ぱっと見ではサイズが大きいように見えますが、これでも超望遠ズームレンズの中ではかなり小さく・軽い方で、ボディにレンズをつけたままカメラバッグにしまえる点で非常に重宝します
移動のたびにレンズを撮りはずす必要がないので、一般的なズームレンズより機動力があります!
左:SONY純正 / 中央:タムロン / 右:SIGMA
重さも他の超望遠ズームレンズと比べるとかなり軽いです!
レンズ | メーカー | 最大径 × 長さ | 重さ |
---|---|---|---|
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS | SONY | 111.5 × 318 mm | 2,115g |
150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD | Tamron | 93 × 209.6 mm | 1,725g |
150-600mm F5-6.3 DG DN OS | SIGMA | 109.4 × 265.6 mm | 2,100g |
こちらのレンズも最新のAF機構(VXD)に対応しているため、望遠ならではのシビアなピント合わせも非常に正確。野鳥やスポーツなど動きものにもバッチリ使えます
また、レンズ内の手ぶれ補正が非常に強力で、腕の疲れや風でフレーミングがブレるところをピタッと止めてくれます
150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDの特徴
- カメラに到着したままカバンに突っ込めるサイズ感
- 500mmでも手持ちができる手ぶれ補正
- 近接撮影もできる汎用性の高さ
- 10万円台前半で買えるコスパ最高超望遠ズーム
500mm f7.1 1/800s ISO 1600
500mm f6.7 1/60s ISO 500
スペック | 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD |
---|---|
実売価格 | 12万円程度 |
焦点距離 | 150-500mm |
開放F値 | F5.6(広角側) F6.7(望遠側) |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
レンズ構成 | 16群25枚 |
フィルター径 | 82mm |
重さ | 1725g |
最大径 × 長さ | 93 × 210mm |
最短撮影距離 | 0.6m(広角側)|1.8m(望遠側) |
最大撮像倍率 | 0.32倍(広角側)|0.27倍(望遠側) |
手ぶれ補正 | あり |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
超望遠ズーム初心者の方でもしっかり使いこなせるほどにレンズ性能は非常に優秀ですので、これから野鳥やスポーツ、お子さんの運動会を撮影してみたい方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか
詳しいレビュー内容はこちら(作例付き)
超高性能ズーム:35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」は、現在のタムロンの技術力の全てをつぎ込んだとも言える最強のハイスペックズームレンズです
最大の特徴は開放F値:F2スタートと広いズームレンジ。そもそもF2スタートのズームレンズがEマウントの中で他に無い上に、35mmという程よい広さから150mmの望遠までカバーする、とんでも無いスペックです
想定用途は主にポートレート撮影(人物撮影)で、性能に振り切ったモンスターレンズとも言える位置付けのレンズです
レンズスペックはピカイチな上に、最新AF機構(VXD)の搭載、レンズカスタマイズなど、数ある最新機能をすべて注ぎ込まれていて、使い勝手の良さは非常に評判が高いです
このレンズは僕も使ったことが無いのですが、各種レビューでも評判が非常に高いですね
サイズと価格はその分ボリューミィ(約18万円)となっていますが、それでもF2スタートと幅広いズームレンジを考えると、約30万円近くするSONY純正レンズより非常に安いため、お得感を覚えます。
150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDの特徴
- 規格外の開放F値とズームレンジ:レンズ交換を極限まで減らしてくれる
- 爆速AF:最新AF機構(VXD)搭載
- 高い接写性能:最短33cmまで寄れる
- レンズカスタマイズ:フォーカス送りの自動化・リング感度等を変更可
スペック | 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD |
---|---|
実売価格 | 18万円程度 |
焦点距離 | 35〜150mm |
開放F値 | F2〜F2.8 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
レンズ構成 | 15群21枚 |
フィルター径 | 82mm |
重さ | 1165g |
最大径 × 長さ | 90 × 158 mm |
最短撮影距離 | 0.33m(広角端) / 0.85m(望遠端) |
最大撮像倍率 | 0.18倍(広角端) / 0.17倍(望遠端) |
手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
基本的にレンズ交換が不要のため、撮影リズムを崩すことなくポートレート撮影ができますので、お仕事・趣味でポートレート撮影をされる方はぜひチェックしてみてください
軽量単焦点レンズ:35mm F/2.8 Di III OSD M1:2
フルサイズ向けに最後に紹介するのが、単焦点レンズの「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2」
実はこのレンズ、価格が3万円台と非常に安く販売されていながら性能も十分に良く、カメラ初心者の方が初めて単焦点レンズを試すにあたってぴったりなレンズだと感じます
サイズ感も非常にコンパクトで、重さも210gと(iPhoneと同じくらいに)軽く仕上がっています
AFもそこそこに速いため、AFにやや難ありのSONY純正の撒き餌レンズ「FE 50mm F1.8」と比べても、大きな欠点がなく使い勝手が良いレンズになっています
撒き餌レンズの比較記事はこちら
画角は35mmと広角寄りですが、APS-Cクロップを使えば52mm相当となるため、標準レンズとしての使い方も可能です
また、この価格帯では非常に珍しいハーフマクロ対応のため、寄れずにストレスを感じることがなく非常に手軽に撮影できるレンズになっています
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2の特徴
- 小型・軽量でどこでも持ち運びやすい
- 解像感・オートフォーカス:中堅レンズに匹敵するほどの性能
- 非常に寄れる:汎用性が高い・ボケ感も大きく出せる
f5.6 1/250s ISO 400
f2.8 1/250s ISO 400
スペック | 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 |
---|---|
実売価格 | 3万円程度 |
焦点距離 | 35mm |
開放F値 | F2.8 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
レンズ構成 | 8群9枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 210g |
最大径 × 長さ | 73 × 64 mm |
最短撮影距離 | 0.15m |
最大撮像倍率 | 0.5倍 |
レンズ内手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
相対的にみても3万円の価格は非常に安く、なおかつハーフマクロ対応・AFが速い・持ち運びしやすい点を踏まえると、コスパがすごく高い単焦点レンズだと感じます
詳しいレビュー内容はこちら(作例付き)
【APS-C向け】おすすめTamron(タムロン)レンズ
ここからはα6000シリーズやZV-E10などのAPS-C機におすすめなTamronレンズを紹介します。
望遠端が長い標準ズーム:17-70mm F/2.8 Di III-A RXD
APS-C用の標準ズームレンズをお探しの方に真っ先におすすめしたいのが「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」。
このレンズの最大の特徴は、フルサイズ換算で25〜105mmの広いズーム域を持ちつつ、F2.8通しで使えること。
一般的にこの画角はF4通しが限界なのですが、業界でも初めてF2.8通しとして世に放たれたのがこのレンズとなんですよね!
105mm&F2.8から繰り出される大きなボケ感は、APS-Cとは思えない程の大きなボケ感をもたらしてくれます。レンズ内手ブレ補正も付いているので手ブレも最小限に抑えられますよ。
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDの特徴
- 換算25-105mmの広い画角&F2.8通し
- めちゃくちゃ寄れる:最短19cm
- 手ぶれ補正搭載:APS-C機との相性◎
f2.8 1/400s ISO 1250
f2.8 1/125s ISO 200
スペック | 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD |
---|---|
実売価格 | 8万円程度 |
焦点距離(フルサイズ換算) | 17-70mm(25-105mm) |
開放F値 | F2.8 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
レンズ構成 | 12群16枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 525g |
最大径 × 長さ | 74.6 × 119.3 mm |
最短撮影距離 | 0.19m(広角端) / 0.39m(望遠端) |
最大撮像倍率 | 0.21倍(広角端) / 0.19倍(望遠端) |
レンズ内手ぶれ補正 | あり |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
サイズ感こそ一般的なAPS-C標準ズームと比べると大きいのですが、それを差し引いてもあまりある表現力があります。
APS-C機でも大きなボケ感を表現したい方にはベストマッチなレンズです!
高倍率ズーム:18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」は、フルサイズ換算で27mmから脅威の450mmまでの規格外のズームレンジを持つ超高倍率ズームレンズ
実はこれまで、Eマウントの望遠ズーム(APS-C専用)はラインナップがあまり充実していなかったため、「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」は、APS-Cユーザーの選択肢を大きく広げる存在になるかと思います
APS-C専用レンズということもあり、重さ・サイズがコンパクトに収まっているため、小型のカメラにつけても違和感が出づらいのは大きなメリットです
フルサイズ換算450mmで620gしかないのは本当に凄い…!フルサイズ用なら1キロは間違いなく超えてきます
また、レンズ内手ぶれ補正機能付きのため、望遠撮影時のフレーミングで画面がプルプルと震える事象を軽減してくれます
さらにフルサイズ換算50mmまではハーフマクロ撮影ができるサブウェポンも備えているため、広角・望遠・近接と幅広い撮影パターンに対応できる柔軟さが魅力のレンズです
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの特徴
- 規格外のズーム域
- めちゃくちゃ寄れる:ハーフマクロ対応
- 手ぶれ補正搭載:APS-C機との相性◎
\ 参考レビュー:takuさん /
スペック | 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD |
---|---|
実売価格 | 7万円程度 |
焦点距離(フルサイズ換算) | 18-300mm(27-450mm) |
開放F値 | F3.5(広角端)|F6.3(望遠端) |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
レンズ構成 | 15群19枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 620g |
最大径 × 長さ | 76 × 126 mm |
最短撮影距離 | 0.15m(広角端) / 0.99m(望遠端) |
最大撮像倍率 | 0.5倍(広角端) / 0.25倍(望遠端) |
レンズ内手ぶれ補正 | あり |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
これ1本あれば、基本的に撮れない被写体はほぼ無いと言っても過言ではありませんし、旅行など荷物が限定される撮影では非常に重宝するレンズになるかと思います
ぜひ、レンズの数をミニマムにまとめたいと考えている方はチェックしてみてください
超広角ズーム:11-20mm F/2.8 Di III-A RXD
「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」は、フルサイズ換算で17mmから30mmまでの広角レンジをカバーする超広角ズームレンズ
実はEマウントのAPS-C専用広角ズームレンズの中で、唯一のF2.8通しレンズとなっています
ズームによって動画撮影での利便性も損なわれにくいですし、開放F2.8と一眼カメラならではのボケ表現ができる点が評判を集めるレンズです
こちらのレンズもAPS-C専用に設計されたレンズのため、重さは335グラムと非常に軽く、サイズがコンパクトに纏まっている点が魅力のポイントです
小さなカメラにフィットするデザインですし、自撮りのように片手で持つ撮影でも疲れづらいかと思います
11-20mm F/2.8 Di III-A RXDの特徴
- EマウントAPS-C専用レンズでは初:F2.8通し広角ズームレンズ
- APS-C専用設計のため、小型・コンパクト
- 被写体に寄れる:クォーターマクロ撮影が可能(広角端)
\ 参考レビュー:高澤けーすけさん /
スペック | 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD |
---|---|
実売価格 | 7万円程度 |
焦点距離(フルサイズ換算) | 11-20mm(17-30mm) |
開放F値 | F2.8 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
レンズ構成 | 10群12枚 |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 335g |
最大径 × 長さ | 73 × 87 mm |
最短撮影距離 | 0.15m(広角端) / 0.24m(望遠端) |
最大撮像倍率 | 0.25倍(広角端) / 0.13倍(望遠端) |
レンズ内手ぶれ補正 | なし |
防塵防滴 | 簡易防滴対応 |
F2.8通しの標準ズームレンズ「17-70mm F/2.8 Di III-A RXD」と組み合わせれば、超広角から望遠までを開放F2.8でカバーできる最高の組み合わせを作ることができます
ぜひ、APS-Cで超広角ズームを探している方は、こちらのレンズをチェックしてみてください
軽量単焦点レンズ:35mm F/2.8 Di III OSD M1:2
フルサイズ向けの単焦点レンズとして紹介した「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2」ですが、APS-Cカメラでも同様に最初の1本目のレンズとしておすすめです
APS-Cカメラで使用する場合、クロップされるので画角は52mm相当。ちょうど標準域として使える上にサイズ感も小さく纏まっているため、APS-Cのボディとの相性が良いのが特徴です
価格は3万円程度と、APS-C用の純正撒き餌レンズよりも安く買えるため、ぜひこちらもチェックしてみてください
再掲のため、詳しくはフルサイズ向けレンズ紹介をチェック
最初の1本目におすすめのTamronレンズ
すでにお持ちのレンズにもよりますが、もし仮に僕自身が最初の1本目にレンズを選ぶとするならという観点でピックアップしたレンズがこちら
最初の1本目におすすめ|ズームレンズ編
- フルサイズ向けズーム:28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)
- APS-C向けズーム:17-70mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B070)
ズームレンズについては、純正レンズを上回るとも劣らない高い性能と価格が魅力で、GレンズやGMに強い憧れが無い限りは基本的にこれらのレンズで事足りると思います
F2.8通しの標準ズームレンズは本来20万円以上する超高価な類なのですが、これらは10万円を切る価格でゲットできますので、余った予算は他のレンズに充てるなどうまく機材を充実させていきましょう
純正レンズに全く見劣りしない性能でコスパは本当に高いので、個人的にはこの2本はイチオシ中のイチオシです
最初の1本目におすすめ|単焦点レンズ編
「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2」は、レンズに高いお金は出せないけど単焦点レンズを使ってみたいと考えている方(価格重視志向)に特におすすめです
F2.8とやや開放F値は控えめですが、軽さ・大きさ・ハーフマクロ対応など使い勝手が抜群のレンズですので、スナップ撮影やお子さんの撮影など、機動力重視の撮影でぜひ試していただければと思います
これだけの性能で3万円は純正撒き餌レンズよりもコスパが高いと思います!
まとめ:純正に近い操作感と高コスパのタムロンレンズはEマウント最大の魅力
今回はSONY Eマウントで使えるTamron(タムロン)のおすすめレンズについて紹介しました。
Tamronのレンズは単純に純正レンズの置き換えとしての役割だけでは無く、純正以上の機能性を持たせたレンズを「安価で」提供してくれるため、実際にEマウントを愛用する大きな理由の一つとなっている方も多いかと思います。
今回紹介したレンズは僕自身が実際に使った経験をもとに本当におすすめできるものがほとんどですので、ぜひレンズ選びで悩まれている方の後押しになれば幸いです。
おすすめのレンズ一覧 | カテゴリ | 参考価格 | おすすめ度 | レビュー記事 |
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 | 標準ズーム | 約9万円 | (5.0 / 5.0) | リンク |
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD | 高倍率ズーム | 約9万円 | (4.5 / 5.0) | リンク |
17-28mm F/2.8 Di III RXD | 広角ズーム | 約10万円 | (4.0 / 5.0) | ー |
70-180mm F/2.8 Di III VXD | 望遠ズーム | 約12万円 | (5.0 / 5.0) | リンク |
150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD | 超望遠ズーム | 約14万円 | (4.5 / 5.0) | リンク |
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD | 高倍率ズーム | 約19万円 | (4.0 / 5.0) | ー |
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 | 準広角単焦点 | 約3万円 | (4.0 / 5.0) | リンク |
おすすめのレンズ一覧 | カテゴリ | 参考価格 | おすすめ度 | レビュー記事 |
---|---|---|---|---|
17-70mm F/2.8 Di III-A RXD | 標準ズーム | 約9万円 | (4.5 / 5.0) | リンク |
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD | 高倍率ズーム | 約8万円 | (4.5 / 5.0) | ー |
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD | 広角ズーム | 約8万円 | (5.0 / 5.0) | ー |
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 | 標準単焦点 | 約3万円 | (4.0 / 5.0) | リンク |
これからも魅力的なTamronレンズが発表されれば、随時記事に追加していきます!
当ブログでは、SONY機材を中心に各種レビューを行っています。
以下の記事では、巷で神レンズと呼ばれるSONY Eマウントの単焦点・ズームレンズを紹介しています。お気に入りの一本を見極める参考にしてみてください。
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